尾上松也が百田夏菜子&石田ニコル の“すくってあげたい”こととは?映画『すくってごらん』(3/12公開)プレ金魚の日スペシャルイベント
3月2日、映画『すくってごらん』(3/12公開)の「プレ金魚の日スペシャルイベント」がアートアクアリウム美術館「金魚の杜」(東京)で行われ、映画初主演となる尾上松也、そして、百田夏菜子(ももいろクローバーZ)、石田ニコルが登壇した。(動画&フォトギャラリー)
“プレ金魚の日”というのは、翌日の「3月3日金魚の日」にちなんだもの。またイベント会場は、“金魚”にピッタリな日本橋・アートアクアリウム美術館「金魚の杜」。
イベントでは、金魚が泳ぐ大きな筒型水槽がいくつも並んだステージに、3人のキャストは着物で登場。尾上松也が主題歌「この世界をうまく泳ぐなら」を披露したり、3人それぞれお互いがすくってあげたいと思うことなどを明かした。
イベントレポート
この日のイベントは二部構成で報道陣向けに開催。第一部はムービー取材用、第二部はスチール取材用で、それぞれトークの内容も違った。
本記事では、その両方を動画と写真・テキストで紹介。
■第一部(トークノーカット&高画質4K収録動画)
アートアクアリウム美術館「金魚の杜」に設けられた美しいステージを堪能できる高画質収録動画です。
■第二部
尾上松也(香芝誠 役)
2年前に撮影後、世の中の状況でどうなるかと思いましたが、こうして無事に公開できるようになったこと、そしてこうして『すくってごらん』という映画にぴったりの金魚たちに囲まれた場所で映画のお話をできるのが嬉しく思っております。
百田夏菜子(生駒吉乃 役)
みんなで「新感覚ポップエンターテインメント」という新しいジャンルを開拓しました。とっても楽しく素敵な映画になっています。
そんな映画にぴったりな場所でこうして皆さんに映画のお話できることを嬉しく思っています。
石田ニコル(山添明日香 役)
このような状況の中、こうして時間を作れてまたこの3人が集まれたことを嬉しいなと思っています。
- この作品のオファーを受けた理由についてお聞かせください。
尾上松也
お話をいただいた時、最初原作を読ませていただいて、原作は面白かったんですけど、これを映画化というのは率直に申し上げて、まったく訳が分からなかったです(笑)
この映画はいろんなエンターテインメント要素が詰まっています。脚本の段階でも歌が急に入ってくるところがあり、それがまったく予想がつかなくて、脚本を読んだだけではイメージしづらかったです。
なんですけど、僕は、なんてチャレンジングなことをしようとしてるんだって、監督をはじめ製作陣に非常に違和感を持つと共に、強烈な共感を持ちまして、なんとかこの映画を一緒に形にさせていただきたいなと思って、受けさせていただきました。
百田夏菜子
ミステリアスな女性の役ということでお話をいただいた時に、「それは私なのか?」って内容を読みながら不安に思うことがたくさんあったんですけど、台本を読んだ時にまったく想像できなかったこの世界にだからこそ飛び込んでみたいなと思いましたし、飛び込んでみてほんとに良かったなと今思っています。
石田ニコル
このお話をいただいて、原作を全巻読んだんですけど、金魚すくいにこれだけの奥深さと美しさがあるという発見がありましたし、その後台本をいただくとさらに違う方向性の新しい風を感じて、どうなるんだろう?とドキドキワクワクしつつ、この作品の一部に私がなることをすごく楽しみにしていました。
-共演してみてのお互いの印象を教えてください。
尾上松也
百田さんはすごく切り替えがはっきりされています。撮影の合間では、フラットにお話させていただくんですけど、撮影が始まった瞬間にスイッチが切り替わって、現場を明るくもしてくれますし、役としても作品の世界に引き込んでくれた印象があります。
尾上松也
石田さんは一緒にいて安心感しかありませんでした。何にも動じない。でも何にも動じないかと思いきや、豪快に笑ったりとか。そういう意味では癒やされつつも引っ張っていただいた印象です。
百田夏菜子
松也さんは、ほんとに初めましてだったので、この作品の本読みの時にご挨拶をさせていただいて、最初はどんなふうに一緒に作って、どんな映画になっていくんだろうなってことを想像しながら、初めましての時間を過ごしました。撮影が進む中で、すごく気さくな方だなと思いました。
百田夏菜子
石田さんはすごくきれいな方じゃないですか。私、気付かれないようにずぅっと(石田さんのことを)見てました(笑)
撮影でご一緒するタイミングはそんなに多くない中、ご一緒する時は薄暗いシーンだったので、そんなにハッキリとは見ることができなかったんですけどね。すごい変態みたいになってきましたけど(笑)、遠くから密かに見つめて、「なんて足が長いんだ」「すごいキレイだなぁ」ってずっと思ってました。
映画が完成して、こうしてPRの場でお会いした時も、後ろから「今日もキレイだなぁ」って思いながら見ています(笑)
石田ニコル
私はずっと百田さんのファンだったんです。初めてお会いした時も「お姫様がいる!なんて可愛んだろう!」って思いました。そして尾上さんがおっしゃるように撮影が始まった時の切り替えがすごいですし、ふだんお話すると、すごく明るいししっかりしていてほんとに魅力がいっぱいの、可愛さの宝物みたいな方で、ご一緒してすごく癒やされました。
私はすごい人見知りで、現場に入る時に初めましての人が多いとすごく静かになっちゃうんですけど、松也さんはそんな私に話しかけてくださったり、現場を盛り上げてくださったので、撮影が楽しみになる空気を作ってくださいました。
-本作出演を通して「あえてすくいあげたい」という撮影中のエピソードはなんでしょう?
尾上松也
百田さんに関してはほんとになんでもやってくれるんですよ。僕はだいぶんと“百田遊び”をさせていただいてですね、たとえば現場に入る時、「あ、山田さんおはようございます」って言うと、「百田ですよ」って返してくれて(笑)そういうことを延々とやるっていう。
何度やっても対応してくれるというその対応力の良さに感服しました。
石田さんはとにかくゲームが好きなんで、ゲームのことを聞きまくりましたね。石田さんに教えてもらったゲームをダウンロードして一緒にやりましょうということになったんですけど、一度もやれてないんで(笑)是非今年はやりたいなと思いますね。
百田夏菜子
今、松也さんがゲームの話をされてましたけど、ほんとに現場でもずっとゲームをされていて、それもかなり課金されてるらしく(笑)
ご自分でもやめられないって悩んでいたので、悩んでいるならそこは“すくいあげたい”と思います。最近はどうですか?
尾上松也
『すくってごらん』の撮影が終わったあと、自動的にやめました。あの期間だけ急にハマっちゃって。だいぶんと散財しました(笑)
石田ニコル
松也さんは甘いものを食べてるイメージがありまして、差し入れで大福とかアイスクリームとかあるとそれを食べている姿がまるで子どものようで(笑)
「すくってみたい」(笑)
-最後にメッセージをお願いします。
尾上松也
この映画『すくってごらん』は3月12日から全国で公開されます。この映画は「新感覚ポップエンターテインメント」というジャンルに挑戦していて、歌あり笑いあり、感動あり、いろんなエンターテインメント要素がつまった唯一無二の作品になっています。そして日本の美しい風景と金魚のコラボレーションも必見でございますし、音楽も用いていますので、絶対に映画館で観るべき映画だと思います。そしてこんな時だからこそ、皆さん、観ていただいて、明るい気持ちになってお帰りいただける映画です。映画館に何度でも足を運んでください。よろしくお願いいたします!
■フォトギャラリー
[動画・記事:Jun Sakurakoji/写真:Ichigen Kaneda]
映画『すくってごらん』
INTRODUCTION
映画『すくってごらん』は、とある失敗で左遷されたプライドは高いがネガティブな銀行マン・香芝誠が、都会から遠く離れた地で出会った「金魚すくい」を通じて、思いもよらない成長をしていく物語。香芝を演じるのは映画初主演の尾上松也。彼が一目ぼれする美女・吉乃を初のヒロイン役となる百田夏菜子が務める。さらに、百田演じる吉乃が「お兄さま」と呼ぶ謎の男・王寺昇に柿沢勇人、松也演じる香芝に恋心を抱く魅惑的なカフェ店員・山添明日香に石田ニコルと魅力的なキャストが揃った。
原作は世界初の金魚すくいマンガにして、<このマンガがすごい!>にもランクインした傑作マンガ「すくってごらん」(大谷紀子/講談社)。メガホンをとったのは、長編デビュー作『ボクは坊さん。』で高い評価を受けた俊英・真壁幸紀。原作と同じ奈良県を舞台に「和」の世界と斬新な映像表現を融合させ、大胆かつ優雅、そして華麗なるエンターテインメントを誕生させた。
ストーリー
大手メガバンクのエリート銀行マン・香芝誠は、些細な出来事がきっかけで左遷され、荒んだ気持ちを抱えて東京本社から片田舎の町へやってきた。そこで偶然かつ運命的に、金魚すくいの店を営む美女・吉乃と出会い、一目ぼれをする。持ち前のネガティブな性格と左遷のショックから、香芝は心を閉ざし仕事だけを生きがいにしようと心に決めながらも、吉乃の事が頭から離れない。何とかお近づきになろうとするが、秘密を抱える吉乃の心もまた閉ざされたままだった。果たして、香芝は金魚のように彼女の心もすくうことはできるのか―?
出演:尾上松也 百田夏菜子 柿澤勇人 石田ニコル ほか
監督:真壁幸紀 脚本:土城温美
原作:大谷紀子『すくってごらん』(講談社「BE LOVE」所載)
製作幹事・企画:東通企画
制作プロダクション:ROBOT
製作:映画「すくってごらん」製作委員会
配給:ギグリーボックス
(C)2020映画「すくってごらん」製作委員会 (C)大谷紀子/講談社
公式サイト:sukuttegoran.com
本予告
3月12(金)TOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開
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