特捜9

「特捜9」第9話にゲスト出演の若手俳優・黒澤優介が、コロナ対策が徹底されたドラマ収録現場を明かす

7月15日「特捜9 season3」(テレビ朝日系)第9話に、たむらプロ所属の若手俳優・黒澤優介(23)がゲスト出演する。本出演を通して、コロナ禍におけるTVドラマ収録の実態についてインタビューを通して話を伺った。

「特捜9 season3」は、2018年4月に放送スタートした人気グループ・V6 の井ノ原快彦が主演を務める連続ドラマ。
season3は、コロナ禍により撮影が休止となっていたが、6月10日放送回の本編終了後に、主演の井ノ原快彦によって「スタッフキャスト一同、引き続き感染防止に細心の注意を払って、今できることを考えながら撮影しております。」というコメントと共に放送再開が告知されたという経緯がある。

7月15日放送の第9話にゲスト出演する黒澤優介は、早稲田大学の名門劇団「てあとろ 50′」出身で、自身が企画・プロデューサーを務める映画『色の街』(コロナウイルス感染拡大のため無期限劇場公開延期を発表)で主演を務めるなど、期待のネクストブレイク候補。舞台で培った表現力豊かな表情と、自然な演技に注目を集めている。

第9話では浅輪直樹(井ノ原快彦)ら特捜班は、女性を殺害した容疑で、吉井宏也という青年を緊急逮捕。
吉井は1年前にも別の女性を殺害した容疑をかけられていたが、証拠不十分で送検されておらず…。
黒澤は被害者・平原詩織(河井友莉亜)が金銭を掛けていた保険会社社員・桜田尚也を演じる。
撮影ではコロナウイルス感染拡大防止のため本番以外のマスク防止が徹底されていたといい、黒澤は「スタッフさんから 2 メートルの縄を持たされて、共演する田口(浩正)さんとの距離が離れていることを確認してからお芝居を作りました」と現場の様子を語っている。第9話は7月15日(水)夜9時~放送予定。

■黒澤優介インタビュー

黒澤優介

黒澤優介

-「特捜9」に出演した感想を教えて下さい。

黒澤優介
小学生の頃から「(「特捜9の前作・警視庁捜査一課)9係」を見ていたので、自分がその世界観に入れたことに大変感激しました。
現場で思わず「偽物のパトカーだ!」とはしゃいでしまいました。
学校では「相棒」の右京(水谷豊)さんのモノマネをするくらい、小さい頃からテレ朝さんの水曜21時枠はずっと拝見して、影響を受けてきたんです。特に夕方の再放送は、ずっと見ちゃうんですよね(笑)。

– 刑事ドラマへのあこがれが強かった?

黒澤優介
小さい頃は本気で刑事を目指して、近くの警察署に剣道を習いに通っていたこともありました。運動音痴だったので長くは続かなかったですが…(笑)。
大学に入って役者を始めてからは、自分で「できない刑事(デカ)」(2017年、早稲田小劇場どらま館)という公演を主宰して、刑事役を演じました。ガラにも合わず自分の役を「二枚目のイケメン刑事役」なんて書いちゃったりして。終演後のアンケートはブーイングだらけでしたけど(笑)。

– 現場の雰囲気はいかがでしたか?

黒澤優介
コロナウイルス感染防止策が徹底して取られていて、衣裳をできるだけ自前で用意したり、本番以外はマスクを着用してお芝居をしました。
驚いたのは、スタッフさんから2メートルの縄を持たされて、共演する田口(浩正)さんとの距離が離れていることを確認してからお芝居を作ったことです。
2メートル以内になる場合は、アクリル板を立てる予定だったそうで。
このような状況でも、ベテランのキャストさん、スタッフさんが集まっていることもあり、まさかの二時間巻きでした(笑)。
もともと短いシーンということもありましたが、感染防止であまりご共演のお二人(吹越満さん、田口浩正さん)とお話することができなかったのは心残りですね…。

特捜9

(左から)黒澤優介、田口浩正、吹越満

– 最近ではテレビドラマの企画も書かれていると伺いましたが…?

黒澤優介
この春大学を卒業したのですが、将来に向けて自分が何をやりたいのか整理してみたら、「ドラマや映画を作りたい」という気持ちが強かったんです。
正直、俳優だけじゃ食べていけない厳しい現実の中、幸いにも所属事務所がテレビドラマの企画も手掛けていたので、書かせてもらうことになりました。
少しずつ話が進んでいる作品もあって、早く実現できるよう頑張っています。
芸能界の先輩だと、山田孝之さんややべきょうすけさん、斎藤工さんも自身で企画を書かれていますよね。
お三方は雲の上の存在だとしても、誰もがユーチューバーになれるこの時代、プレイヤーも自分でできることを考えていかないといけないですね。

– 今後の目標を教えて下さい。

黒澤優介
緊急事態宣言で約2か月間撮影がストップした中、何もできない無力さを痛感しました。
命の危機に比べたら娯楽なんてどうでも良い。
でも、私自身中学の時に両親が離婚したり、大きな病気(2012年に腰椎椎間板ヘルニアを発症し、神経麻痺の後遺症が残るもリハビリを経て現在は回復)で車いす生活を送った経験があるのですが、その時にエンタメの力がなければ、ここまで来ることができなかった。
今度は自分が恩返しをする番だと思っています。「令和の三枚目俳優」を掲げているので、まずは笑いのセンスを磨き直して(笑)、多くの作品からお声掛け頂けるよう頑張ります。

■黒澤 優介(くろさわ・ゆうすけ)プロフィール
1997年5月2日生。キャラメルボックスやラッパ屋を輩出した早稲田大学の「劇団てあとろ 50′」に入団後、俳優・企画・脚本家として活動。
2018年、「隣の家族は青く見える」(フジテレビ系)でドラマデビュー後、「チア☆ダン」、「はぐれ署長の殺人急行4」(ともに TBS 系)等に出演。
また自身が企画・プロデューサーを務めた映画「色の街」(監督:森平周/出演:矢崎希菜、小手伸也)の今夏公開が予定されていたが、コロナウイルス感染拡大による映画館の閉館状況を鑑み、無期限延期が発表されている。

黒澤優介

黒澤優介

「特捜9 season3」第9話

あらすじ
浅輪直樹(井ノ原快彦)ら特捜班は、女性を殺害した容疑で、吉井宏也という青年を緊急逮捕する。吉井は1年前にも別の女性を殺害した容疑をかけられていたが、証拠不十分で送検されなかった。
女性たちは吉井と SNS でやりとりをしたあと消息を絶ち、山中で遺体となって発見されている。
無罪を主張する吉井が、それぞれの被害者が身内や恋人とトラブルを抱えていたと言い出したところで、村瀬健吾(津田寛治)があることに気づく。
吉井への特捜班の捜査が進む中、思わぬ圧力がかかってくる。元法務省事務次官である吉井の父親・大二郎が、息子の逮捕は不当と抗議してきたのだ。

テレビ朝日系にて7月15日(水)夜9時~
脚本:德永富彦
監督:細川光信
出演:井ノ原快彦 羽田美智子 津田寛治 吹越満 田口浩正 山田裕貴 宮近海斗(TravisJapan/ジャニーズ Jr.) 中越典子 原沙知絵 中村梅雀
番組公式Twitter:https://twitter.com/5drama9tokusou

特捜9

関連記事一覧

  • コメント ( 0 )

  • トラックバックは利用できません。

  1. この記事へのコメントはありません。

CAPTCHA