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駒井蓮 「気持ち悪っ!」 製作期間7年の長編アニメ『音楽』公開初日舞台挨拶

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大橋裕之(原作)/平岩紙/駒井蓮/岩井澤監督/前野朋哉/芹澤興人

1月11日、新宿武蔵野館にてアニメーション映画『音楽』の初日舞台挨拶が行われ、声を演じた駒井蓮、前野朋哉、芹澤興人、平岩紙、岩井澤健治監督、原作の大橋裕之が登壇した。同作の竹中直人も出演が、原作大ファンの前野朋哉きっかけだったことなどが明かされた。

映画『音楽』は、大橋裕之の自費出版漫画を長編アニメーション化。楽器を触ったこともなかった不良たちが思いつきでバンドを組むところから始まるロック奇譚だ。
岩井澤健治監督独力による製作期間7年以上、作画枚数は実に40,000枚超、71分を全て手描き、クライマックスの野外フェスシーンをダイナミックに再現するため、実際にステージを組みミュージシャンや観客を動員してのライブを敢行している。
また、ミュージシャン・岡村靖幸が声で出演しており、なんの役での出演かは映画を観た人だけへのシークレットとなっている。

舞台挨拶レポート

音楽

劇中セリフを披露!

– 駒井さんはオーディションを通じて出演が決まったそうですが、亜矢役にはどんな取り組みをされましたか?

駒井蓮(ヒロイン亜矢 役)
オーディションを受ける時に原作を読ませていただいて、ビジュアルがスケバンな女の子だったので、スケバンってどんな感じなんだろうって思いつつオーディション会場に行ったんです。
そしたら、「ビジュアルは気にしないでやってください。」と監督に言われたので、そこからは如何に可愛らしく、見た目とのギャップを意識しながら、青春感というか、そういうものを意識してやってました。

駒井蓮

駒井蓮

– 亜矢は照れ屋で、どちらかというと本音を表に出さないキャラクターでしたが、一番難しかったシーンやセリフはどんなところでしたか?

駒井蓮
「ディズニーランド行こうぜ」って研二に言われた時に、「気持ち悪っ」っていうセリフがあって、これがなかなか難しかったです。本読みの時、これは舌を出した方がいいのか、出さない方がいいのか監督と話し合いながら何度もやってました。

駒井蓮

– そのシーンは原作ファンにも好きな方が多くて、アニメ化にあたっては注目されたと思いますが、もしよろしければそのセリフ、この場で聞いてみたいなって思うんですけど・・・

駒井蓮
えっ?観てくださった直後にやるプレッシャーがすごいんですけど(笑)
監督、「ディズニーランド行こうぜ」って言っていただいていいですか?

駒井蓮

岩井澤健治監督
わかりました。
「亜矢、俺とディズニーランド行かねぇか?」

駒井蓮
「気持ち悪っ」

(会場拍手)

駒井蓮

– 監督、今のはいかがでしたか?

岩井澤健治監督
そうですねぇ。ここは一度前野さんにもやっていただかないと・・・

前野朋哉(太田 役)
えっ!?なんで僕がやるんですか??
(会場拍手)

前野朋哉

前野朋哉

– お客様のリクエストもありますし。

前野朋哉
わ、わかりました。。

岩井澤健治監督
「太田、俺とディズニーランド行かねぇか?」

前野朋哉
「気持ち悪っ」
(会場拍手)

音楽

やべぇ、激アツじゃん!

– ありがとうございます。前野さん、今日はリーゼントで決めてきていただきましたが、元々原作の大ファンだったと伺っています。その作品の声優のオファーが来た時はどんなお気持ちでしたか?

前野朋哉
Twitterで『音楽』のアニメ化が始動したことを知っていて、「やべぇ、激アツじゃん!完成したら映画館に観に行こう。」って思ってたんです。
そう思ってたら、1年前くらいですかね、原作の大橋さんからオファーの連絡をいただいた時に、感激して手が震えちゃいました。
同時にプレッシャーもありましたけど、テンションが上がりましたね。

– 役作りはどんなふうに?

前野朋哉
ごめんなさい、特に役作りはしてないです(笑)
太田くんは見た目がリーゼントだったりするのでどうしよかなっていうのはちょっとあったんですけど、動く絵を観た時に、割とその場でやった感が僕はありますかね。

– 研二役の坂本慎太郎さん、朝倉役の芹澤興人との掛け合いが印象的でしたが、アフレコの時は3人一緒にブースに入って演技をされたと伺いました。その時のようすは?

前野朋哉
さっき僕はあんまり練習せずにって話をしましたが、坂本さんは完璧だったんですよ。かなり練習されてきたのか、ほぼミスが無かったですね。僕らはけっこう録り直しが多かったですけど。

芹澤興人(朝倉 役)
坂本さんは、“タイム”(=アフレコ時の映像に重なって表示されるタイムコード)を覚えてましたよね。

前野朋哉
そうそう、あれはすごかったですよね(笑)
感動もしましたし、あと坂本さんはドーンとされていて、頼りにさせていただきました。

音楽

芹澤興人/前野朋哉

竹中直人キャスティングの裏話

– 研二のライバル役の大場役を竹中直人さんが演じられてますが、竹中さんのキャスティングは前野さんが一役買っているとか?

前野朋哉
たまたまなんですけど、竹中さんと同じ舞台に出ている時に、楽屋が対面で竹中さんがよく僕の楽屋に来ていたんですよ。イタズラしに来てたんですよ(笑)
楽屋の物の配置がいつの間にか変わってたりとか、そういうお茶目な方なんですけど(笑)
その時、大橋さんの「ゾッキ」を買って読んでて、冷蔵庫の上に置いてたら、竹中さんも読まれてドハマリされたんです。
そののち、竹中さんのラジオ番組に大橋さんがゲストで共演された時に、竹中さんの方から協力の申し出があったそうです。

大橋裕之(原作)
『音楽』のアニメ化やっているんですってお話したら、竹中さんの方から「是非出たいです」って言ってくださって。

前野朋哉
あの時「ゾッキ」を買っててよかった。

大橋裕之
ありがとうございます。

初挑戦だったアフレコ

– 芹澤さんはアニメのアフレコは初めてだそうですが、いかがでしたか?

芹澤興人(朝倉 役)
タイミングも尺も決まっているので、その中に収めなくちゃいけないっていうのが難しかったです。
タイムコード入りの素材をもらっていたので、本番でも何分何秒になったらこのセリフを言うって思いながら待っているんですけど、カウントダウンしててあと何秒後ってなると、あっ、あってなっちゃって声が出なかったりとかありました。
短いセリフが多かったので、急に長いセリフになると全然できなかったり(笑)

芹澤興人

芹澤興人

– 監督、声優初挑戦の芹澤さんはいかがでしたか?

岩井澤健治監督
今回の映画で一番最初にイメージしていたのが朝倉役の芹澤さんで、もうずっと芹澤さんを思いながら作画していました。

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駒井蓮/岩井澤健治監督

もう一度やりたい大好きな役

– 平岩さんは男子高校生役のオファーを受けていかがでしたか?

平岩紙(森田 役)
役者っていろんなイメージを持たれると思うんですけど、そんな中で私に男子高校生の役をあててくださったことが震えるくらい嬉しかったです。

平岩紙

平岩紙

– 森田は感情表現が豊かなキャラクターですが、平岩さんはどのように捉えて演じられましたか?

平岩紙
森田くんは、音楽と出会った時は劇的だったと思うんですよね。それからは寝ても覚めても音楽のことばかりを考えているような青年です。
この作品の中でその森田くんの成長、人は変わっていくんだというのが描かれていて、もうひとりの主人公のような、そんなふうに思いました。

– オフレコが終わった帰り道でもまだ森田のセリフを言いながら歩いていらっしゃったとか?

平岩紙
そうですね。難しかったのもありますし、オタク気質で自分が夢中になると早口になったりするところは、「ちびまる子ちゃん」の丸尾くんを思い浮かべながら演じてました。
でもやってもやっても、まだこうした方がいいんじゃないかなとか、監督がOKを出してくれた後もその思いは続くほど貪欲になれた役でした。なので、帰り道でも練習しちゃいました。もう一度やらせていただきたい大好きな役となりました。

アニメの方が本物みたい

– 原作が長編アニメになるのは初めてということですが、実際に映画をご覧になっていかがでしたか?

大橋裕之(原作)
この7年、監督の近所だったのもあって、徐々に出来上がっていくのを見てたので、完成して大きな画面で観た時は、すごいものができたなって思いましたね。
原作は、パッと思い浮かんだものをパッと描いた感じだったので、アニメの方が本物みたいな感じです(笑)

大橋裕之

大橋裕之

– そして監督、7年お疲れさまでした。そして公開初日、おめでとうございます。今のお気持ちは?

岩井澤健治監督
感無量ですね。

– 一番印象に残っているところは?

岩井澤健治監督
やっぱりフェスシーンですね。実際にセットを組んで動画撮影をして、それを元に原画を描いてと、一番大変だったし、一番印象に残っています。

最後のメッセージ

前野朋哉
7年以上も製作されていて、僕が参加したのは2日とかで、ほんと申し訳ないんですけど、映画は最高です。
僕も劇場で観ましたけど、言葉にできない感情が渦巻いちゃいます。爆発させたいけどどうしたらいいんだこの気持はみたいになるものがすごく収められた映画です。
今、何もできていない若い子とか、これから何かしたいけど、何をしたらいいかわかんないっていう人に観てもらえると、すごく心に残るパワーを持っている作品だと思っています。映画館に足を運んでいただけると嬉しいです。

音楽

駒井蓮

[写真・記事:Jun Sakurakoji]

アニメーション映画『音楽』

INTRODUCTION
ほぼ独力による製作期間7年超、作画枚数は実に40,000枚超、71分を全て手描き、クライマックスの野外フェスシーンをダイナミックに再現するため、実際にステージを組みミュージシャンや観客を動員してのライブを敢行。分業制やCG制作が主流のアニメーション制作において、何もかもが前代未聞の長編アニメーションプロジェクト。特報は発表後3日間で50万回再生突破、オタワ国際アニメーション映画祭では、長編コンペティション部門でみごとグランプリを受賞。
坂本慎太郎、駒井蓮、前野朋哉、芹澤興人、平岩紙、竹中直人、岡村靖幸ら豪華声優陣の参加や、ドレスコーズの主題歌提供なども話題となっている。

監督:岩井澤健治 原作:大橋裕之 「音楽 完全版」(カンゼン))
プロデューサー:松江哲明 アソシエイトプロデューサー:九龍ジョー、迫田明宏
配給:ロックンロール・マウンテン 配給協力:アーク・フィルムズ
2019/日本/カラー/ビスタ/5.1ch/71分
©大橋裕之・太田出版/ロックンロール・マウンテン
公式サイト:on-gaku.info
Twitter:@eiga_ongaku

特報予告

2020年1月11日(土)より新宿武蔵野館ほか全国順次公開決定!

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