「映画のエンドロールで回想しながら聴ける曲を」Dream Ami
10月28日、映画『オズランド 笑顔の魔法おしえます。』の「公開記念ティーチイン」が千葉県で行われ、主題歌「Wonderland」のDream Amiと、波多野監督が登壇した。
“ティーチイン”とは観客が登壇者に質問できるイベント。映画の舞台と同じく遊園地に務める女性客からは、本映画に共感できるところがあったという感想があった他、どの質問者も記者以上の素敵な質問を繰り出し、Dream Amiも思わず「取材の仕事をしている気分になっちゃった」と感心しつつ、波多野監督と共に楽しんで回答していたのが印象的なイベントだった。(フォトギャラリー)
Dream Amiは、「映画を観て最後に流れるエンドロールで回想しながら聴けるような曲にしたい」という気持ちで、女優・波瑠が演じるヒロインの気持ちを考えながら主題歌「Wonderland」の作詞に取り組んだという。
完成試写を観た時は「率直にめちゃくちゃ嬉しかったし、報われた瞬間でした」と、喜びを語った。
『オズランド 笑顔の魔法おしえます。』
出演:波瑠 西島秀俊
岡山天音 深水元基 戸田昌宏 朝倉えりか 久保酎吉 コング桑田
中村倫也 濱田マリ/橋本愛/柄本明
監督:波多野貴文 脚本:吉田恵里香 原作:小森陽一『オズの世界』(集英社文庫刊)
主題歌:「Wonderland」Dream Ami(rhythm zone)
挿入歌:「ストレイシープ」「匿名」神様、僕は気づいてしまった(ワーナーミュージック・ジャパン)
幹事・企画・制作プロダクション:ROBOT 製作:映画「オズランド」製作委員会
配給:HIGH BROW CINEMA、ファントム・フィルム
コピーライト:(C)小森陽一/集英社(C)2018 映画「オズランド」製作委員会
公式サイト:ozland.jp twitter:@ozland_movie
10月26日(金)、TOHOシネマズ日比谷ほか全国ロードショー
主題歌:「Wonderland」Dream Ami(rhythm zone)
舞台挨拶
まずは司会者からいくつか質問。
映画を観た感想
Dream Ami
私は今回、主題歌という形で作品に携わらさせていただきました。
ほんとにすごく光栄に思っています。
– 映画の感想はいかがですか?
Dream Ami
すごく暖かくてハッピーになる映画です。
最近ちょっと激しめの映画だったりが流行っているのかなと自分なりに感じていたので、そんな今の時代にこんなほんわかする作品ってすごくいいなって思いました。
遊園地の舞台裏がテーマっていうことで、エンターテイメントといういろんな人を楽しませるお仕事っていう意味では、自分もすごく共感できる部分がたくさんありました。
笑いもありつつ、でもその中にも心にささる言葉もたくさんあったなって思います。
Dream Amiに主題歌をオファーした経緯
波多野監督
ハッピーになるというか、元気になっていただきたい作品だったので、Amiさんはピッタリだなと思っていたからです。
Dream Ami
ありがとうございます。
– Dream Amiさんは主題歌のオファーが来た時はどんなことを意識されましたか?
Dream Ami
最初お話をいただいた時は、「映画の内容に沿わなくても大丈夫です」とおっしゃっていただいて。
でも私的には映画を観て最後に流れるエンドロールで、作品を回想しながら聴けるような曲にしたいなっていうのがありました。
なので、歌詞を書いている時も、ヒロインの波瑠さんの気持ちだったりをイメージしながら、自分なりに解釈しつつ、さらに想像を膨らませながらでした。
率直に嬉しかった
– ご自分の歌が一緒になった完成版をご覧になっていかたでした?
Dream Ami
やっぱり、率直にめちゃくちゃ嬉しかったし、報われた瞬間でした。
すごくいろいろ悩んで歌詞を書き直したりとかした分、すごく幸せだなとやりがいを感じた瞬間でした。
特に本編の最後の主題歌に行くまでの流れだったり、そのタイミングみたいなものが 鳥肌が立ちました。最初観た時に。
「わぁー!嬉しいな、こんなふうに使ってもらって。」と思いました。
歌詞で気に入っているところ
– 今回の歌詞でいちばん気に入っている部分は?
Dream Ami
「あ、ハマった!気持ちいい!」って思った瞬間は、1番のBメロの「もし願いが叶うなら明るく清く朗らかなヒロインになりたい」の歌詞です。
音にもピッタリはまったし、自分が言いたいことが言えたっていう感覚がすごくあります。
逆にサビの部分は、一番迷いました。どういう言葉を使えば短く簡潔に自分が言いたいことが言えるのかなっていうのは、すごく悩んで悩んで、最後にワンダーランドっていう言葉を悩みすぎて、スタッフの方々に相談もしました。
その時、“ワンダーランド”っていう言葉がいいんじゃないかって提案いただいて、それからサビのイメージがピッタリはまるようになりました。
– 映画をご覧になられたメッセージをお願いします。
Dream Ami
この映画はほんとにハッピーで、明日からまた頑張ろう!って勇気をもらえる映画だなので、そこを自分ももっともっと盛り上げられる歌にしたいって思って作りました。
ですので、映画と共に私の曲も皆さんの中で勇気になるようなものになったらいいなって思っています。
波多野監督
二年前、脚本づくりのためにグリーンランドに行って、昨年撮影して、やっと皆さんに届けることができて、ほっこりしてもらえたり、少し笑顔になってもらえたたら、ほんとに嬉しいなって思っています。
もし気に入ってもらえたら、是非クチコミお願いします。
ティーチイン
ここからはお客さんからの質問。
遊園地のスタッフをやるとしたら?
女性客A
Amiちゃんが遊園地のスタッフになるとしたら何の担当をやりたいですか?
Dream Ami
遊園地で働いている人ってほんとにすごいなって思ってて、みんな笑顔じゃないですか。
元気をもらった気分になるので、私もやっぱり案内する人をやりたいですね。ゴミ拾い含めてパーク内を歩いて、いつでも声をかけてもらって、お客さんのSOSに対応できるような係になってみたいなって思います。
やっぱりグリーンランドに行ってみたい。
男性客A
世界各国いろんなところに遊園地がありますが、Amiちゃんが今、一番行ってみたいところはありますか?
Dream Ami
これは別に媚を売るわけではなく、ほんとに(ロケ地遊園地の)グリーンランドに行きたい。
行ったことないし、熊本にあんな大きくて素敵なかわいい遊園地があるって知らなかったので、この映画を観ると行ってみたい!って思います。
作品のエピソードとキャクターは実話
女性客B
私も某夢の国のキャストとして働いていて、映画を観てちょっと似ている部分があるって思いました。
作品の中の「ゴミはお客さんが楽しんでくれた証拠」っていうセリフが私の中でグッときて、いい言葉だなって思いました。
まず波多野監督に質問ですが、この作品を作る中で一番苦労した点はなんでしょうか?
波多野監督
作品の中のエピソードやキャラクターは、フィクションっぽく見えると思うんですけど、ほぼほぼ実話なんです。
爆弾魔の話も実話ですし、新入社員の方がヒーローショーで自己紹介するのも実話です。
なので、リアリティーすぎず、ファンタジーにもなりすぎず、そのバランスに苦労しました。
女性客B
Amiさんは映画を観てから曲を作られたそうですが、締切がある中、どの点に苦労されましたか?
Dream Ami
今回、期限は長くはなかったんですが、自分で詞を書きたいって思って、作詞をするための休みの日2~3日くらいとって、おうちでひたすら書いてました。
– (質問した女性客に)サービス業されているということで、あなたが仕事をする中でかかげている言葉っていうのはありますか?
女性客B
先輩キャストに言われた素敵な言葉があるんです。
私、常にニコニコしているみたいで、それを見た先輩が「あなたは歩くハピネスだね」って言ってくれたのがすごい嬉しかったです。
Dream Ami
素敵な言葉ですね。
仕事をしていてこれまでいちばん良かったこと。
男性客B
お二人に質問です。今のお仕事をされてて、これまで一番良かったと思うエピソードがあれば教えてください。
波多野監督
今日みたいに、みなさんが来ていただいてお顔を拝見できる瞬間があることが、とても嬉しく思います。
観ていただかないことには、映画って成立しないですし、これでやっと僕は社会とつながっていますので(笑)
観る人がいなければ何をしているのかって話になりますから。
Dream Ami
自分が表現することに対して、お客さんから反応が返ってくる時はすごく嬉しいし、やってて良かったなぁって幸せを感じる瞬間です。
Dream Amiを主役にするなら
女性客C
監督がAmiちゃんに映画の主役をやらせるとしたどんな役にされますか?
波多野監督
もし、このオズランドの続編があるようなことがあれば、元気で爽やかな新人が来て、遊園地に一風変わった風を吹かしてくれるような役をやっていただけたらなと思います。
Dream Ami
嬉しい。続編があった時はもう決まりみたいな(笑)
女性客C
Amiちゃんはどんな役をしたいですか?
Dream Ami
私は天真爛漫で明るい役をやりたいですね。
今までもミュージカルだったり短編映画だったりとか演技の経験が何度かあるんですけど、暗いというか闇を持った役ばっかりだったので。
絶叫系が苦手
女の子二人客
(声を揃えて)Amiちゃんが一番好きな遊園地の乗り物はなんですか?
Dream Ami
なんだろう?私、絶叫系は絶対にムリだったんですが、最近ちょっとずつ乗れるようになってきて、中くらいのレベルのジェットコースターが好きです。
激しく回転したり、ほんとに高いところから落ちたりとか、それはまだムリなんですけど、小学生くらいが乗れるようなやつだったら乗りたいです(笑)
フォトギャラリー
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[写真・記事:Jun Sakurakoji]
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