
吉岡里帆「1発殴っていいですか?」奈緒 映画『シャドウワーク』公開記念舞台挨拶
2026年9月26日、TOHOシネマズ六本木にて、映画『シャドウワーク』公開記念舞台挨拶が行われ、吉岡里帆、奈緒、𠮷野竜平監督が登壇。撮影秘話や作品への反響、企画コーナーなどで大いに盛り上がりを見せた。(動画&フォト)
映画『シャドウワーク』は、佐野広実の小説を𠮷野竜平監督、吉岡里帆と奈緒のダブル主演で映画化したサバイブクライムサスペンス。
夫の暴力から逃れ、女性専用シェルター<おうち>に身を寄せた紀子(吉岡里帆)は、平穏な暮らしの裏で、住人たちが全国のシェルターと連携して互いのDV加害者を始末する“交換殺人”を行っている衝撃の事実を知る。
一方、自身も夫の暴力に悩む刑事の薫(奈緒)は、不審死事件の捜査を通じて<おうち>へと辿り着く。
追い詰められた女性たちが生き残るために下す、極限の決断と完全犯罪のゆくえを描いた作品だ。
舞台挨拶レポート
■トークノーカット動画レポート
■フォトレポート
吉岡里帆(紀子 役)
紀子を演じました吉岡です。今日は足を運んでいただき本当にありがとうございます。無事に初日を迎えられてとても嬉しいですし、みなさんがどういう感想を持ってくださったのかが今一番気になっています。今日は短い時間ですが楽しんでいただけるようにお話しできたらと思っています。
奈緒(薫 役)
薫を演じました奈緒です。みなさん今日はありがとうございます。秋めいてきて色々な楽しみが増えるこの季節に、この映画を見にくることを選んでいただき本当に幸せに感じています。上映後にお話しするのが初めてなのでドキドキしていますが、最後までよろしくお願いいたします。
𠮷野竜平監督
監督の𠮷野です。今日は足を運んでいただきありがとうございます。この映画は吉岡さん、奈緒さんをはじめ、役者のみなさんが作品をよくするために色々なアイデアを出したり試行錯誤して完成させた、丁寧に作った映画です。これだけたくさんの方に見ていただけて本当に嬉しいです。
‐ 見終わった客席を見てのお気持ちや、初日を迎えて届いている感想・反響はいかがですか?
吉岡里帆
映画好きな友達が多くて、初日に見に行ってくれた子たちから「自分はこう思った」「あそこで考えさせられた」と、深く見てくれた長文の感想が届いたのがすごく印象的で一番嬉しかったです。
奈緒
私はまだ感想を拝見できていないので、この後にエゴサーチさせていただきます。ぜひお手柔らかに、でも正直な感想を書いていただけたら心から嬉しいです。
𠮷野竜平監督
Xなどを見ていて、役者のみなさんが良かったという声や、新しい面が見られたというリアクションが多くて嬉しいですね。
‐ ご自身の役を演じるにあたって、特に意識したことや気にかけた点は何ですか?
吉岡里帆
監督から「隣にいるような日常に溶け込んでいる人たちの話にしたい。映画によく出る悲劇のヒロインやスーパーヒーローではなく、人間らしい不器用さやダメなところ、歪さを大切にしたい」という言葉をいただき、それをとても大事にしていました。
奈緒
登場人物がみんな等しく孤独感を抱える中で、「おうち」は孤独同士が手を繋ぎ始める温かい場所だと感じていました。だからこそ薫が持つ孤立という状況や、寂しさや悔しさの中で常に揺れ動きながらも希望を抱き続ける姿を演じるため、監督の「ずっと揺れ続けてほしい」という言葉を胸に現場にいました。
‐ 共演の北村匠海さんから「こんなにも話し合えて試せて、リハーサルも本番もずっと楽しい現場だった」とのコメントがありました。撮影現場でのやり取りや工夫について教えてください。
吉岡里帆
最後のアクションシーンは、一般的なアクションの動き通りにするのではなく、キャストや他部署の全員で円陣を組んで意見を出し合いました。狭いキッチンで全員が車座になって演劇部の合宿のように作っていったのが良い瞬間でした。
奈緒
現場はとても余白があって、みんなで思いを一つにしてそれぞれが意見を言い合える、風通しのいい健やかな現場でした。
‐ もう一度見る方に注目してほしい、ご自身のアイデアが入ったポイントはありますか?
奈緒
紀子(吉岡)が棚に全力でぶつかるシーンの迫力や、紀子が新一(北村)に思いをぶつける最後の一撃のパンチです。誰かを叩いたことのない人が思いを込めて放った一撃は現場でも奇跡的で尊い瞬間でした。
𠮷野竜平監督
あのパンチのシーンで、吉岡さんが「新一をもう一発殴っていいですか」と提案して放ったので、2、3発殴っていて結構行くなと思いました(笑)
吉岡里帆
薫(奈緒)と一緒に男性を押さえつけるシーンで、打ち合わせをしていないのに息が合って十字架のような形になった瞬間です。薫の怒りが自分に入ってきたような相乗効果を感じました。
企画「極限の決断」
‐ 第1問:「動物と話せる」か「植物と話せる」なら、どちらを選びますか?
吉岡里帆
「動物と話せる」を選びます。自宅の植物は何を求めているか何となく分かりますが、実家の猫たちが「そうじゃないんだよな」という顔をしている気がするので、何を言っているのか聞いてみたいです。
奈緒
「植物と話せる」を選びます。愛犬とは言葉がなくても意思疎通ができているので今の関係が良く、育てている植物がどれくらいお水を欲しいかなどの気持ちを知りたいからです。
𠮷野竜平監督
「動物と話せる」を選びます。天国に行った愛猫が当時何を思っていたのか話してみたいです。
‐ 第2問:「10年後の自分に何でも質問できる」か「10年前の自分に一言だけ伝えられる」なら、どちらを選びますか?
奈緒
「10年前の自分に一言だけ伝えられる」を選びます。上京して不安でいっぱいだった21歳の自分に「そのままでいいよ」と言ってあげたいです。
吉岡里帆
「10年後の自分に何でも質問できる」を選びます。未来の自分に「今何をすべきか、何が足りないか」を聞いて、限られた時間を大切に過ごしたいです。
𠮷野竜平監督
「10年前の自分に一言だけ伝えられる」を選びます。映画『バック・トゥ・ザ・フューチャー』のように当時の自分に株の情報を教えてあげたいです。
タレコミ情報の真相
‐ 共演のファーストサマーウイカさんからのタレコミ「吉岡さんに写真アプリを教えてもらった」「奈緒さんは『おうち』のシーンで誰より明るかった」の真相について教えてください。
吉岡里帆
ウイカさんとは話が尽きず、写真アプリの他に珍しいぬか漬けのお菓子をおすすめしたりして楽しい時間を過ごしました。
奈緒
ウイカさんが絶対一番お元気だったと思いますが、「おうち」の撮影は本当に楽しかったです。顔がボコボコの血まみれメイクのまま吉岡さんの差し入れをニコニコ食べていました。
‐ 共演の佐月絵美さんからのタレコミ「2人がマーモットの動画を見ながらほのぼの過ごしていた」の真相について教えてください。
吉岡里帆
アクションシーンでもみくちゃになる様子が「マーモットの喧嘩みたいだ」とおかしくてたまらなくなり、お互いや監督にも動画を共有していました。
奈緒
笑いをこらえきれず、撮影後に監督のところへ行って動画を見てもらいました。
‐ 共演の風吹ジュンさんからのタレコミ「一瞬誰かわからないくらい役になりきっていた」「髪を切って一瞬誰かわからなかった」の真相について教えてください。
吉岡里帆
初めて対面するシーンの撮影後、風吹さんから「あ、りほちゃんか!」と言われました。
奈緒
薫役のためにショートヘアにバッサリ切って初日に現場へ行ったら、監督が他のお仕事への影響を心配して固まっていました。
クロージングメッセージ
‐ 最後に、全国の観客へ向けたメッセージをお願いします。
𠮷野竜平監督
映画として面白かったと感じていただくのと同時に、実在するDV被害やシェルターといった社会問題にも興味を持っていただき、周りの方にもお勧めしていただけたら嬉しいです。
奈緒
暴力の現実に向き合いながらも映画館が希望を持てる場所であってほしいという思いで作品に向き合いました。原作小説や、思いの詰まった豪華なパンフレットもぜひ手にとっていただけたら嬉しいです。
吉岡里帆
心が動いた瞬間を帰り道に思い出していただけたら幸せです。ぜひ周りの方やSNSで感想を発信してください。
■フォトギャラリー
- 奈緒/吉岡里帆/𠮷野竜平監督
- 奈緒/吉岡里帆/𠮷野竜平監督
- 吉岡里帆
- 吉岡里帆
- 吉岡里帆
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- 奈緒
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- 奈緒
- 奈緒
- 𠮷野竜平監督
- 𠮷野竜平監督
- 奈緒/吉岡里帆
- 奈緒/吉岡里帆/𠮷野竜平監督
- 奈緒/吉岡里帆
[動画・写真・記事:三平准太郎]
映画『シャドウワーク』
《INTRODUCTION》
佐野広実の人気小説を映画化。主人公の紀子を演じるのは、『正体』で第48回日本アカデミー賞・最優秀助演女優賞など多くの演技賞を受賞した吉岡里帆。もう一人の主役・薫には東京ドラマアウォード2025主演女優賞を受賞し「東京サラダボウル」を始め映画・ドラマ・舞台など多岐にわたり唯一無二の存在感を放つ奈緒。幅広い作品で多様な人物を生き抜いてきた二人が初の映画ダブル主演を果たし、本作では覚悟と揺らぎ、爆発寸前の緊張感を体現している。共演は、風吹ジュン、美保純、酒井若菜、ファーストサマーウイカ、佐月絵美、北村匠海、原嘉孝(timelesz)、清水尚弥ら独自の世界観を確立する俳優たち。監督は『君は永遠にそいつらより若い』の𠮷野竜平が務め、善悪では語れない社会の歪みに鋭く切り込む。
《STORY》
この<おうち>では、家事も始末も持ち回り。
日常的に暴力を振るう夫から逃げてきた紀子。しかし居場所を突き止められ行き場を失ってしまう。
絶望の中にいた紀子に、入院先の看護師・路子が救いの手を差し伸べる。
連れて行かれたのは、三浦海岸の外れにひっそりと建つ施設。配偶者や親から暴力を受けた女性たちを匿うシェルターだ。
彼女たちはその場所を<おうち>と呼び、そこでは食事や掃除、暮らしのすべてが「持ち回り」というルールで成り立っていた。
穏やかで守られた日々を取り戻していく紀子だが、少しずつ違和感を覚え始める。
そして遂に<おうち>の組織犯罪の構造を知ってしまう。
一方、とある事件を追う刑事・薫が、<おうち>に近づこうとしていた──。
- メインカット
- 場面写真1
- 場面写真2
- 場面写真3
- 場面写真4
- 場面写真5
- 場面写真6
- 場面写真7
- 場面写真8
- 場面写真9
出演:吉岡里帆 奈緒
美保純 酒井若菜 ファーストサマーウイカ 佐月絵美
北村匠海 原嘉孝(timelesz)
風吹ジュン
監督・脚本:𠮷野竜平
原作:佐野広実『シャドウワーク』(講談社文庫)
制作プロダクション:トリックスターエンターテインメント
配給:ショウゲート
助成:文化庁文化芸術振興費補助金(日本映画製作支援事業)|独立行政法人日本芸術文化振興会
©佐野広実/講談社 ©2026「シャドウワーク」製作委員会
2026年9月25日(金)TOHOシネマズ日比谷ほか全国公開
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