
中島瑠菜、川口春奈・松本穂香との3姉妹役について感極まり涙…デビット伊東がハンカチ差し出し!“本物の家族”のような絆に会場温まる。『ママがもうこの世界にいなくても 私の命の日記』公開前夜舞台挨拶
2026年10月1日、ユナイテッド・シネマ豊洲にて、映画『ママがもうこの世界にいなくても 私の命の日記』公開前夜舞台挨拶が行われ、川口春奈、高杉真宙、松本穂香、中島瑠菜、デビット伊東、小林聡美、山戸結希監督が登壇。(動画&フォト)
本作は、テレビ番組でも大きな反響を呼んだ遠藤和のベストセラー手記を、主演・川口春奈、監督・山戸結希で映画化した感動の実話である。
青森で暮らす21歳の和(川口春奈)はステージIVの大腸がんを宣告されるが、夫・将一(高杉真宙)の深い愛に支えられ、過酷な運命の中で「子どもに会いたい」という願いを胸に、治療中断という命がけの選択をしてママになる夢を叶える。
24歳で旅立つその日まで、家族とともに全力で「今」を愛し抜いた和の輝かしい生き様と、無償の愛の物語を描いた作品。
舞台挨拶レポート
■トークノーカット動画レポート
■フォトレポート
川口春奈(遠藤和 役)
皆様、本日は足をお運びいただきありがとうございます。いよいよ明日公開を迎えます。今日この日まで無事に迎えることができて、本当に感謝の気持ちでいっぱいです。本日はよろしくお願いいたします。
高杉真宙(夫・遠藤将一 役)
皆さんこんばんは、高杉です。本日はお越しいただきありがとうございます。本日はいろいろなお話ができたらいいなと思います。よろしくお願いいたします。
松本穂香(妹・櫛引遥 役)
こんばんは、遥さんを演じさせていただきました松本穂香です。今日は短い時間ですが、ぜひ最後まで楽しんでいってもらえたらなと思います。よろしくお願いいたします。
中島瑠菜(櫛引結花 役)
皆さんこんばんは。櫛引結花を演じました中島瑠菜です。本日はよろしくお願いいたします。
デビット伊東(和の父・櫛引慎吾 役)
デビット伊東です。大黒柱というか皆さんに支えられた物語になっておりますが、今日皆さんに出会えたことに心から感謝しています。今日はよろしくお願いいたします。
小林聡美(和の母・櫛引美智子 役)
こんばんは、小林聡美です。明日公開ですが、一日早く皆さんに観ていただけるということで大変嬉しく思っています。今日は短い時間ですが楽しんでいってください。よろしくお願いいたします。
‐ 最後に、山戸結希監督お願いいたします。
山戸結希監督
監督の山戸結希です。映画が飛び立つ前の最後の夜を幸せに思っています。よろしくお願いいたします。
‐ いよいよ明日10月2日の公開を迎えます。撮影から約1年が経ち、今日まずお客様に観ていただき、明日からは全国で公開される今のお気持ちをお聞かせください。
川口春奈
素直にただただ嬉しく、感謝の気持ちでいっぱいです。もう1年経ったのか、それともまだ1年しか経っていないのか、言葉にするのが難しいほどの感覚です。撮影当時はたくさん悩み、孤独を感じながら「これで合っているのかな」と葛藤していた時期もありました。そうした日々を振り返ると、明日皆さんの元に届き、皆さんのものになるんだなという不思議な気持ちでいます。
‐ 本作で和さんの人生を表現するにあたり、どのような覚悟で臨まれたのか、またその生き様から受け取ったものを教えてください。
川口春奈
まずは一人でも多くの方に観ていただいて、こうして一人の女性やご家族がいたという事実をシンプルに知っていただけたら嬉しいです。私だけでなく、キャスト・スタッフ全員が同じ熱量で去年の夏に戦って作り上げた作品ですので、その熱量をスクリーンで体感していただけたらと思っています。和さんの計り知れない思いや決断、私には分かり得ない境地もたくさんあったはずですが、彼女の生き様や覚悟、葛藤や苦しみ、そして強さをどうやって届けられるかということばかり考えていました。撮影中の時間自体に自分自身が勇気づけられていましたし、この作品をご覧になる方にとってもきっと光になると思うので、それを受け取っていただけたらと思います。
‐ 病に苛まれていく過程を演じる川口さんの覚悟を一番近くで見守られていたと思いますが、時間を共にして感じたことや、お芝居を通じた心の変化について教えてください。
高杉真宙
今回の作品は、生半可な覚悟では到底成し得なかったことだなと思っています。それは川口さん自身から、どのシーン、どんな表情からも感じられました。そんな川口さんが演じる和さんだからこそ、僕自身もキャストの皆さんも一緒に撮影をして作品を作り上げようと前に進めたのだと思います。本当に川口さんあってこそだと思っています。台本上のストーリーや流れだけでなく、現場に行って川口さんを見たり、監督とお話ししたりしたからこそ生まれた感情の流れや雰囲気がたくさんありました。
‐ 病と闘うお姉ちゃんの幸せを願い寄り添いながらも、病状の進行を目の当たりにするという難しい役どころだったと思いますが、演じる上で大切にされていたことは何ですか?
松本穂香
原作である和さんの日記を読ませていただき、その中の遥さんの言葉から、ずっとお姉ちゃんを中心に生きてらっしゃったんだなと強く感じました。なので私もとにかくお姉ちゃん第一で、そこに向き合う上での葛藤も含めて、遥さんの残した言葉を忘れずに現場に居させてもらいました。
‐ 中島さんは撮影の序盤で、デビット伊東さんから松本さんと顔が似てきたと言われるほどの三姉妹っぷりだったと伺っています。お二人との共演や撮影中の時間はいかがでしたか?
中島瑠菜
川口さんも松本さんも本当に大好きなので、3人で撮影した団地の前でのシーンや洗面所でのシーンが私の宝物になっています。お二人と一緒に過ごせた時間が本当に幸せで、感謝の気持ちでいっぱいです。(感極まり涙を流す中島に、デビット伊東がすばやくハンカチを差し出す)
川口春奈
味のある団地で、本当にここで仲良く暮らしてきたんだなと一瞬で感じられる素晴らしいロケーションでした。可愛い末っ子で、(感極まる中島さんを見つめながら)眩しいですね。何気ない日常の暖かさや、姉妹っていいなという雰囲気がスクリーンにたくさん詰まっていると思います。
松本穂香
初日頃に撮ったなんてことない会話のシーンで、毎朝こんなやり取りをしているんだろうなと違和感なく3人で入れた時間がすごく幸せでした。暑かったですけどね(笑)
‐ 可愛らしい三姉妹とお母さんに囲まれての撮影でしたが、皆さんと過ごした時間を振り返っていかがですか?
デビット伊東
台本上にはない温かい空間がこの物語にはあって、特にこの三姉妹とママのいる空間がいつまでも続けばいいなという思いで、セリフがなくても現場にいました。撮影がないところでも次女や三女と遊んだりしていましたね。大黒柱として不安要素もいっぱいありましたが、家族に救われました。
正直、高杉さんには申し訳ないんですけど、前半は「うちの娘を奪っていった男(誘拐犯)」としか思っていなかったです(笑)
でも、このご家族には心から感謝を伝えたいです。
‐ 「和が生まれる前から可愛くて仕方なかった」と子どもについて悩む娘にかけたセリフが印象的ですが、作中の母親像はどのように作り上げていかれましたか?
小林聡美
手記を読んだり実際の資料を拝見したり、ご家族にお会いしたりして、黙っていても落ち着いた強い絆で結ばれている家族という印象を受けました。皆さん同じ気持ちで家族として集まっていたので、自然とそれぞれの個性的な家族の一員が構成できていたのだと思います。
‐ 本作を映画化するにあたってこだわった点や、演出のポイントをお聞かせください。
山戸結希監督
「こういう映画だろう」という期待をいい意味で裏切っていくような、和さんの固有の生を尊重し、それぞれの命が輝いている作品を目指しました。実写化する上で、雨が降るなどの偶然が必然に変わっていくことに映画芸術の価値があると感じています。スタッフやキャスト、そして最後に観客の皆さんが最後のピースをはめてくださることで、この映画を観たことが自分にとって必然だったと感じていただけたら嬉しいです。この世界にたった一つのバトンが、たった一人のあなたへ送られることを祈っています。
‐ 試写などを通じて寄せられた反響や感想の中で、特に印象に残っている声はありますか?
川口春奈
「自分の人生を考えた」「家族を思う時間が増えた」「人を思うことの尊さが伝わった」といったお声をたくさん拝見して、私自身も全く同じ感想を持っていたので嬉しかったです。誰かを思う時間が増えるきっかけになるだけでもすごく意味があることだと思います。
‐ 高杉さんは印象に残っている声など届いていますでしょうか?
高杉真宙
本当に多くの方にすでに届いているんだなと感じています。僕らが届いてほしい思いが伝わっているのかなと思いますし、見方によって感じることもそれぞれだと思いますので、一つひとつのコメントを大切に読ませていただいています。
‐ 松本さんや中島さんにも届いている声はありますか?
松本穂香
私もまだあまり直接は見られていないのですが、宣伝動画などで観終わった後の観客の皆さんの良い表情を見ていると安心しますし、明日以降が楽しみです。
‐ 小林さんの元には身近な方から感想などは届いていますか?
小林聡美
直接感想を聞いたわけではないですが、友達から「職場の人が予告編を見て観に行きたいと言っていた」と伝言で連絡をもらったりして、ちゃんと届く準備ができているんだなと実感しました。
‐ デビット伊東さんはいかがですか?
デビット伊東
うちの奥さんが観たのですが、タオルを持ちながら「愛っていいな、この愛が伝われば一番だね」と言ってくれました。
‐ 山戸監督は何か印象的なお声はありましたか?
山戸結希監督
日本映画監督協会新人賞を受賞された監督さんが試写を観てくださり、「観た後は一人でじっくり考えたくなるけれど、今すぐ家に帰って家族の顔を見たいと思った。こんな感覚は初めてだった」と言ってくださったのがとても心に残っています。
‐ 本日、和さんの夫・遠藤将一さんより皆様へ届いたお手紙を代読させていただきました(手紙ではキャストへの感謝や、病院のシーンで「あの時の僕らが見えた」といった想いが綴られていた)。感謝のお言葉を受け取られて、川口さん、今のお気持ちはいかがですか?(※文末に手紙の全文を掲載)
川口春奈
将一さんやご家族が5年以上にわたって様々な思いを抱えながら、私たちに映画を託してくださったことに感謝の気持ちでいっぱいです。とにかくたくさんの方に届いてほしいという思いでいっぱいです。
‐ お手紙の中に「病院のシーンはあの時の僕らが見えた」とありました。将一さんを演じるにあたって葛藤もあったかと思いますが、高杉さん、この言葉を受け取られてどう感じられますか?
高杉真宙
僕らは想像の中で必死に生きるしかなかったですが、その思いが将一さんたちと心の中で通じ合っていたのかなと思えて、演じた意味があったのかなと感じられました。
クロージングメッセージ
‐ 最後に、これから作品をご覧になる皆様へ代表してメッセージをお願いします。
高杉真宙
本日はありがとうございました。年齢を重ねるにつれて出会いと別れを実感しますが、だからこそ尊く幸せな世界なのだと感じます。「あなたがこの世界にいることは素晴らしいことだ」という思いが届いてくれたら嬉しいです。
川口春奈
この作品、そして和さんや将一さん、ご家族に出会えたことすべてが奇跡のようです。一人でも多くの方に和さんの人生が届き、それが誰かの希望になると信じています。大切な人を思い、自分自身と向き合っていただける作品になっていれば幸いです。本日はありがとうございました。
遠藤将一様/メッセージ全文
こんばんは。
いよいよと言うべきか、ようやくと言うべきか。明日から公開なのですね。和独特の、ほんとうにわがままな、でも僕にとっては可愛くもある態度をスクリーンで蘇らせてくれた川口春奈さん。松本さん、中島さんの3人の空気感はびっくりするほど櫛引姉妹でした。和のご両親を演じて下さった小林さん、デビットさんや周囲の皆さん、登場人物に嫌な人がひとりも出てこない映画はちょっと珍しい気がします。
ただ、僕も櫛引の皆も、誰ひとり完璧な人間ではないので、これからの人生で躓くことや、嫌な奴になる場面もあるはずです。そんなときは、裏切られたと怒らずに許して下さい。
高杉真宙さん、あまりにも素敵なので、映画を観た人からリアルな遠藤将一ががっかりされてしまうんじゃないかと、ちょっと怖くもありつつ。それでも和の病気が分かったとき、病院のシーンだけはかっこいい高杉さんに目を奪われず、あのときの僕らが見えました。出会ってからも、がんと判ってからの3年間も僕らは精一杯生きました。後悔はしていません。
映画をご覧下さった皆さまに願うのはひとつだけです。親でも子でも、恋人でも友達でも、大切な人との時間、一日一日は、いつまでも当たり前が約束されているものじゃありません。だからこそ、自分の気持ちに正直に過ごしてもらえたら。
僕は、そのことを和に教えてもらいました。この作品が、どこかの誰かの、いま生きている実感を掴むきっかけになってもらえれば嬉しいです。
娘はまだ、和の遺した日記や本を読んでおらず、映画も観ていません。僕は時々、心の中で彼女に語り掛けています。これからの人生でたくさんの迷いがあると思うけれど、何を選んでも後悔しない人生をやりきってほしい。そして「自分よりも大切に感じられる存在と歩んでいく人生も悪くないぞ」と。
監督の山戸結希さん、川口さん、高杉さん、キャストの皆さん、高橋プロデューサーを始めとするスタッフの皆さん、最初に和の願いを叶えてくれた『笑ってコラえて!』取材チームの皆さん、本から映画まで5年以上にわたって一緒に歩いてくれた『女性セブン』編集部の皆さん。『ママがもうこの世界にいなくても 私の命の日記』に携わったすべての方々に心から感謝します。
遠藤将一。
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[動画・写真・記事:三平准太郎]
映画『ママがもうこの世界にいなくても 私の命の日記』
《STORY》
青森で暮らす遠藤和(川口春奈)と将一(高杉真宙)。
時にぶつかり、時に笑い合う日常の中で、
和の心には「一分一秒、一緒にいたい」「この人と生きていきたい」
という愛おしい未来への願いがふくらんでいた。
そんな矢先、和を襲ったステージⅣのがん。
残された時間は限られていた。
それでも将一は「一生大切にする」と彼女の手を強く握り続ける。
愛する人と過ごす日々が増えるほど、二人で叶えたい未来があった。
結婚したい。家族になりたい。
そして、私たちの子どもに会いたい――。
治療を止めるという命がけの選択の先に、出会えた新しい命。
余命は数週間。それでも和は「今が一番、幸せ」だった。
- メインカット
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出演:川口春奈 高杉真宙
松本穂香 中島瑠菜
清水くるみ 笠原秀幸 豊本明長 一ノ瀬颯 / 星野真里 森田望智
デビット伊東 / 小林聡美
原作:遠藤和「ママがもうこの世界にいなくても 私の命の日記」(小学館刊)
監督:山戸結希
配給:東映
©遠藤和/小学館 ©2026「ママがもうこの世界にいなくても」製作委員会
2026年10月2日(金)全国公開
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