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渇水

「水とは何なのか?」を突きつける強烈なシーン。映画『渇水』新場面写真解禁

主演:生田斗真、企画・プロデュース:白石和彌、監督:髙橋正弥による映画『渇水』(6/2公開)より、新たな場面写真2点が解禁となった。

今回解禁となった場面写真は、生田斗真演じる主人公・岩切が巨大な滝の前で佇む、本作の見どころのひとつとなっているシーンを切り取ったもの。
水道料金の滞納者の「水を止める」という仕事をしている岩切が対面する豪爆の滝。この力強い“水”の力を目の当たりにすることで、岩切の中で何かが起きる。

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「スタッフには、水が勢いよく大量に落ちてくる高さのある滝で、周りの木々に光が差し込んで、岩切の心象風景を表現できるような場所を探してほしいと難題を出しました。水とは何だろうと観る人に考えてもらう、重要なシーンでもありましたので。」と、撮影の中で、この“滝”にはこだわったという髙橋監督。
『渇水』という作品ながら雨続きの撮影だったが、“晴れ男”の白石和彌企画プロデューサーが新型コロナウイルスの療養明けで現場に顔を出すことができ、ようやく晴れ間が出たことで、作品のハイライトとなるシーンが出来上がった。
心の渇いた岩切が、給水制限の夏に幼い姉妹と出会うことで、そして、この豪爆の滝を目の前にし、どう変わっていくのかー?岩切が選んだ思いがけない行動とはー?どんな結末に辿り着くのか、劇場でお確かめください。

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映画『渇水』

《INTRODUCTION》
1990年、第70回文學界新人賞受賞、第103回芥川賞候補となり注目を浴びた河林 満による「渇水」。
〈生の哀しみ〉を鮮烈に描いた名篇が、『凶悪』(13)、『彼女がその名を知らない鳥たち』(17)、『孤狼の血』シリーズ(18、21)、『死刑にいたる病』(22)など、多くの重厚な作品を世に贈り出し続ける映画監督・白石和彌の初プロデュースにより刊行から30年の時を経て映画化した。
監督は、根岸吉太郎、高橋伴明、相米慎二、市川準、森田芳光、阪本順治、宮藤官九郎ら錚々たる監督作品で助監督としてキャリアを重ねた髙橋正弥。
主演には、『土竜の唄 シリーズ』(14、16、21)、『彼らが本気で編むときは、』(17)、『湯道』(23)など数々の映画作品、大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(22)でも話題となり、華やかな人気と、多彩な役どころを変幻自在に演じ分ける実力を併せ持つ俳優・生田斗真。水道料金を滞納する家庭の水を日々停めて回る業務に就く水道局員の主人公・岩切俊作が、心の渇きにもがきながらも“生の希望”を取り戻していくという難しい役どころを体現した。
さらに門脇麦、磯村勇斗、尾野真千子ら実力派俳優が揃い踏み脇を固める。人と人の関係が希薄になってしまった現代社会に、真の絆とは何かを問いかけ、観る者を生への希望で照らし出す珠玉のヒューマンドラマ映画『渇水』は6月2日(金)より全国公開となる。

《STORY》
日照り続きの夏、市の水道局に勤める岩切俊作(生田斗真)は、来る日も来る日も水道料金が滞納する家庭を訪ね、水道を停めて回っていた。県内全域で給水制限が発令される中、岩切は二人きりで家に取り残された幼い姉妹と出会う。蒸発した父、帰らなくなった母親。困窮家庭にとって最後のライフラインである“水”を停めるのか否か。葛藤を抱えながらも岩切は規則に従い停水を執り行うが――。

生田斗真
門脇麦 磯村勇斗
山﨑七海 柚穂/宮藤官九郎/宮世琉弥 吉澤健 池田成志
篠原篤 柴田理恵 森下能幸 田中要次 大鶴義丹
尾野真千子

原作:河林満「渇水」(角川文庫刊)
監督:髙橋正弥 脚本:及川章太郎 音楽:向井秀徳
企画プロデュース:白石和彌
主題歌:向井秀徳「渇水」
製作:堀内大示 藤島ジュリーK. 徳原重之 鈴木仁行 五十嵐淳之
企画:椿宜和
プロデューサー:長谷川晴彦 田坂公章 ラインプロデューサー:原田耕治
制作担当:土田守洋
企画協力:佐久田修志
製作:「渇水」製作委員会
製作プロダクション:レスパスビジョン
制作協力:レスパスフィルム
配給:KADOKAWA
©「渇水」製作委員会

予告編

YouTube player

2023年6月2日(金)全国公開

渇水

撮影情報
2021年8月29日クランクイン〜9月26日クランクアップ 群馬県前橋市を中心に撮影

原作小説
原作:河林 満「渇水」
河林 満 プロフィール
福島県いわき市生まれ。昭島市や立川市で過ごし、立川市職員となる。1986年に「海からの光」で第9回吉野せい賞奨励賞、 1988年「ある執行」で第七回自治労文芸賞を受賞した。1990年、在職時に執筆した「渇水」が第70回文學界新人賞を受賞し、「文學界」90年6月号に掲載された。同作品は第103回芥川賞候補作にもなった。 93年には、同じく「文學界」に掲載された「穀雨」で再び第109回芥川賞候補作となった。「渇水」はNHK‐FM「FMシアター」でラジオドラマ化され、第28回ギャラクシー賞を受賞。2008年没。

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