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『渇水』完成披露舞台挨拶

生田斗真「僕が雨男のせいでごめんね・・・」映画『渇水』完成披露舞台挨拶

2023年5月11日、TOHOシネマズ六本木にて、映画『渇水』完成披露舞台挨拶が行われ、生田斗真、門脇麦、磯村勇斗、尾野真千子、山﨑七海、柚穂、髙橋正弥(監督)、白石和彌(企画プロデュース) が登壇。本作の撮影秘話などを明かした。

舞台挨拶レポート(トークノーカット)

■最初のあいさつ

生田斗真(水道局職員・岩切俊作 役)
本当に自信を持ってお届けできる作品がようやく完成しました。こんな素晴らしい豪華なメンバーと、そして監督の熱い熱い想いから始まった映画です。この日を迎えることができて、本当に嬉しく思っております。

『渇水』完成披露舞台挨拶

生田斗真

門脇麦(姉妹の母親・小出有希 役)
私は子どもがいないので、母親を演じるのは難しいんですけど、さらに難しい役を演じさせていただきました。最後に何か温かいものが皆様に届けば嬉しいなと思います。

『渇水』完成披露舞台挨拶

門脇麦

磯村勇斗(岩切の同僚・木田拓次 役)
撮影をしてからだいぶ期間が空いたんですけれども、今日無事にこうして皆さんの前で上映できるということをすごく嬉しく思います。

『渇水』完成披露舞台挨拶

磯村勇斗

尾野真千子(岩切の妻・岩切和美 役)
本当に今日は嬉しくてたまりません。今日は映画を楽しんでください。

『渇水』完成披露舞台挨拶

尾野真千子

山﨑七海(しっかり者の姉・小出恵子 役)
今は、大人数の方が目の前にいて、すごく緊張しているんですけど、短い時間でしかよろしくお願いします。

『渇水』完成披露舞台挨拶

山﨑七海

柚穂(天真爛漫な妹・小出久美子 役)
今日は来てくださいましてありがとうございます。ぜひ楽しんでいただけたらなと思います。よろしくお願いします。

『渇水』完成披露舞台挨拶

柚穂

白石和彌(企画プロデュース)
高橋監督と素敵なキャストの皆さんとこの映画を作ってお届けできることを本当に嬉しく思っております。

『渇水』完成披露舞台挨拶

白石和彌(企画プロデュース)

-そして、最後に本作の監督を務められました高橋監督ですが、監督が12年来温めてこられた企画がいよいよ今日初めて皆様にお披露目ということで、今の気持ちを含めてご挨拶ください。

髙橋正弥(監督)
12年かけてようやく映画が完成したということで、非常に嬉しく思っておりますし、また、今日登壇している方含め、映画に登場しているキャストの皆さん、そして白石さんはじめ、スタッフの皆さんと、そしていろいろこの映画の企画成立を応援していただいた皆さんに感謝したいと思います。
今日は初めて一般の方に観てもらう機会となりましたので、ぜひご覧いただいて楽しんでいただければと思います。

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髙橋正弥(監督)

■映画化の経緯

-まず、高橋監督、そして白石プロデューサーに映画『渇水』製作の経緯について伺います。1990年に書かれた河林満さんの原作を映画化されようと思われた理由は?

髙橋正弥(監督)
1990年というと、バブル期と言われる日本中が裕福でお金もいっぱいあった時代のお話なんですが、片や、いろいろな格差社会とか貧困の問題を描いている小説がありまして、それを読んだときに、10年、20年経った今、そして30年経った2000年代もそういったものはまだ無くなっていないということに非常に深い思いを抱きまして、ぜひこれを映画にしたいと思いました。

-白石プロデューサーは、今回初となるプロデュース作品のお話をなぜ受けようと思われたんでしょうか?

白石和彌(企画プロデュース)
2017、18年頃ですが、脚本を読ませていただいて、とても素晴らしく、これで映像化できないのはもったいないなということと、こういう作品をぜひ世の中に出して、どういう感想をいただけるのかというのを僕自身も見てみたいという強い思いからです。少しでもこの作品が映画化に向けて前に進むのであればお手伝いさせてくださいということで、高橋さんにお願いして参加することにしました。

■姉妹役の2人には台本が渡されていなかった

-生田さんが今回演じられた岩切は、言うなれば最強の凡人。その普通の人の心の渇きや葛藤というのが描かれた作品かなと思いますが、演じられる上で何か意識されたことは?

生田斗真
今回、ちょっと特殊な撮影方法というか、姉妹役の二人(山﨑七海&柚穂)には脚本が渡っていなくて、その日その場で、監督が口だけでセリフを与えて、その場でお芝居をしてもらうというスタイルだったんです。
だからある日突然、水道局員の僕(岩切)と磯村勇斗(木田)が、この姉妹の家の前にやって来て「水道止めます」って言うので、この姉妹からしたら「どういうこと?」という状況だったんです。
そのように、全体的にとてもリアルな生々しいお芝居を求められていたかなと思います。

-しかも、その先の脚本も二人は知らない上に、大人のキャストチームとは役柄上あまり親しくなりすぎないようにというお達しも出ていたんですよね?

生田斗真
そうなんですよ。長い撮影期間なので、いろんなお話をしたいんですけれども、監督とかプロデューサーとかがあの子たちと喋っちゃダメっていう、罪なことを言うんですよ(笑)
でも、彼女たちはそういう事情を知らないから、無邪気に今日学校でこんなことがあってって言ってくるんだけれども、聞き流す感じにせざるを得なくて、申し訳ないなという気持ちがありました。
でもそれは裏を返せば、水道を止めるという心苦しい気持ちと通じるものがあり、より生々しいお芝居にするという狙いがあったからでした。

-その時、山﨑さんはどんなお気持ちでしたか?

山﨑七海
私も人見知りすぎて、話せないっていうのがずっとあって、どう関係というものを作ればいいのかわからずにいたんですけど、結果的にたぶんそこが良かったのかなと感じています。

『渇水』完成披露舞台挨拶

山﨑七海

-2人の姉妹に台本を渡さないという演出方法の狙いについて、高橋監督からもお話いただけますか?

髙橋正弥(監督)
皆さん、あらましはご存じだと思うんですけれども、この姉妹が門脇さん演じるお母さんから、ちょっと離れて暮らすということになってしまうんですが、その先々の状況をあまり説明しないで、その時の状況だけ、その日撮影することだけを説明して、終わりを教えないまま演じてほしいという希望がありました。あまりいろいろなことを予め頭の中にインプットしてしまうと、いろんなことを考えてしまうかもしれないからです。
我々の人生は、一歩先のことは何もわからないので、そういう気分をこの二人の姉妹には体感して演じてほしいと思いましたので、そのような演出スタイルとしました。

-山﨑さん、柚穂さんは、冒頭以外は脚本を渡されないという演出はいかがでしたか?

山﨑七海
初めてなので、何をどうすればいいのかがわからないっていう不安がずっとありました。

柚穂
その場で言われちゃうから、間違えちゃったりすることもあったけど、でもみんなが優しくサポートしてくれたからうまくいったかなって思います。

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柚穂

キャスト全員
(さすがだなぁという表情の笑顔)

髙橋正弥(監督)
二人ともすごく勘がいいので、一回説明するとだいたい全部把握してくれたので非常に助かりました。

-白石プロデューサーは、高橋監督の演出方法についてはどのように感じられてましたか?

白石和彌(企画プロデュース)
新鮮だなと思いました。先が分かっているよりは、その場で起こった瞬間のリアクションを切り取りたいんだなという想いはすごくわかりました。

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白石和彌(企画プロデュース)

■身長が10センチ伸びました!

-門脇さんは姉妹の母親ということで、理解が困難な役を自分なりに手繰り寄せて演じられたと語っていらっしゃいましたが、どのように役を掴まれましたか?

門脇麦
最後まで役は掴めなかったです(笑)でも、やはりこのお二人が日々姉妹のように仲良くなっていて、現場でもずっと二人っきりでいて、私はといえば、役柄的にも距離を取っておいた方がいいなと思っていたので話しかけなかったし、お弁当も離れて食べてたので、私もとても心苦しかったです。
夏に二人で遊んでいるシーンがあって、小さい背中が夏の日差しに照らされている姿とか、胸が苦しかったです。

『渇水』完成披露舞台挨拶

門脇麦

-久しぶりに会われていかがですか?

門脇麦
おっきくなったなぁって思いました。

-柚穂さんはだいぶ大きくなられたんじゃないですか?

柚穂
はい。身長が10センチ伸びました!

『渇水』完成披露舞台挨拶

柚穂

門脇麦
え~っ!すごい!

-2年の月日を感じますね。

■『渇水』なのに、撮影期間中ずっと雨だった原因は!?

-磯村さんは岩切の同僚・木田を演じられるにあたって、生田さんとの関係性をどう作っていかれましたか?

磯村勇斗
今作ではじめましてになりますので、いろいろと趣味の話をさせてもらったりしつつ、お互いジャブを打つというか、何に興味があるのかなと探り探り様子を見ながらお話ししていきました。そうしていく中で、岩切と木田という関係性が自然と出来上がってきた感じでしたね。

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磯村勇斗

-社用車に2人でいるシーンが印象的でした。

生田斗真
車内という狭い空間で、長い時間撮影していると、何か他愛もない話をたくさんしていた記憶がありますね。
あと、とても暑かったよね。

磯村勇斗
暑かったんですよ。今回の撮影は雨が降ることが多かったんですけれど、車内のシーンの撮影や、唯一晴れたぐらいの時でしたね。だから印象的なのかもしれませんけれども。

生田斗真
そう、『渇水』という映画なので、ぜんぜん雨が降らない、いつになったら降るんだっていう話なんですけれども、撮影中、ずっと雨だったの(笑)
で、その原因が生田斗真なんじゃないかと、さっき舞台袖でみんなに詰め寄られて(笑)
麦ちゃんなんか「私、(雨のせいで)撮影できなくて、家と現場を3往復しましたよ」って。

門脇麦
しかも撮影場所が群馬とかで、すごい遠かったんですよ。
この撮影で一番大変だったのはそこですね。3往復の車の時間(笑)

『渇水』完成披露舞台挨拶

門脇麦

生田斗真
(笑)

-しかも今日は雨な上に、雷も鳴ってましたね。

生田斗真
そう。どうしよう・・・
この作品の公開日は6月2日。雨降るぞ~!気をつけろ!

(会場笑)

磯村勇斗
すごいですね。やっぱり(生田さんは)持ってますね!

尾野真千子
(オフマイクで)ホンモノだねぇ

生田斗真
「ホンモノだね」じゃない!言うならマイク通して言わないと、ただの悪口になっちゃう!

尾野真千子
(笑)

-その尾野さん。夫との距離ができてしまった妻という役柄ですが、演じられる上で意識をされていたことはありますか?

尾野真千子
あまりないんですよね。申し訳ございません。何か言いたいんですけど、普通にやってしまいました。

-生田さんとの共演はいかがでしたか?

尾野真千子
本当に雨を降らされるので、いつもジメッとしている感じで、渇水ではない・・・

生田斗真
ジメジメムシムシしてね。

尾野真千子
でも、向日葵がいい感じだったので良かったです。

『渇水』完成披露舞台挨拶

尾野真千子

■山﨑七海&柚穂の2人が監督へプレゼントしたものとは?

-『渇水』という映画なのに、撮影中はずっと雨が続いていたということで、山﨑さんと柚穂さんが監督のために作ったものがあるとか?

髙橋正弥(監督)
このてるてる坊主です。
さっき、生田さんからもお話がありましたけど、撮影期間中のほとんどが雨で、撮影中止も何回かあり、僕が憮然としている顔を見て、2人が監督のためにということで、このてるてる坊主を作ってくれました。
それを僕は台本に挟んで、「今日は晴れるぞ」と思いながら撮影に臨んでおりました。

『渇水』完成披露舞台挨拶

山﨑七海/柚穂/髙橋正弥監督

『渇水』完成披露舞台挨拶

柚穂

『渇水』完成披露舞台挨拶

生田斗真
2人は監督のためにそこまで・・・
いやぁ、ほんとにごめんね・・・僕が雨男のせいで。

柚穂
ぜんぜん、気にされなくて大丈夫です!

生田斗真
ありがとう!優しいね。

-雨続きの撮影は大変でしたか?

柚穂
はい!

山﨑七海
(目線をチラリと生田に)

生田斗真
あ、今、俺を見た!?

山﨑七海
(首を振りつつ、笑)

映画『渇水』完成披露舞台挨拶

山﨑七海/柚穂

■1990年代の質感を表現するために16mmフィルムで撮影

-本作は、16ミリのフィルムで撮影されています。そのこだわりについてお聞かせください。

髙橋正弥(監督)
これは白石さんから「ぜひフィルムで撮るべきだ」というご提案をいただいたものです。今回は、水や水道がテーマとしてあるんですけれども、水の表現、そして太陽の光や、そういう熱いものを表現するのに、16ミリフィルムが非常に適していたと思っています。

-白石さんは脚本を読んだときに16ミリフィルムのことが浮かんでいたんですか?

白石和彌(企画プロデュース)
そうです。乾いた感じもそうですし、あと原作が90年代の作品でもあったので、そのテイストを何か形にできないかなということも思って、粒子感や、水の曖昧さを表現するのに、16ミリフィルムが合っているんじゃないかなと思って、高橋監督に提案しました。

-そういう質感が伝わる作品ですが、磯村さんが撮影現場で感じられたことはありますか?

磯村勇斗
監督は、ものすごく役者に寄り添って演出してくださっていたので、現場がとにかく温かかったですね。優しい空気と時間がずっと流れていました。
扱っている物語は結構苦しかったりしますが、スタッフさんや役者陣がみんな優しく撮影できたのは、やはり監督のお人柄だなってすごく思いました。

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磯村勇斗

-門脇さんはいかがですか?この16ミリのフィルムで撮影されたというところも含めて。

門脇麦
フィルムでの撮影はテンション上がりますよね。スタッフの皆さんがテンション上がっているのもわかるから、みんながニコニコ嬉しそうだと、役者も嬉しくなります。
現場は、今、磯村さんがおっしゃったように、本当に監督の温かいお人柄が充満している現場で、それは映画を観てからもすごく伝わりました。監督の優しさとか、登場人物一人一人に対するまなざしの優しさをとても感じました。

『渇水』完成披露舞台挨拶

門脇麦

-尾野さんは、これまでもいろいろな子役の方と共演されていますが、現場であまり仲良くなり過ぎないようにという状況は、子役の2人にとっては辛いのかなと想像しますが、いかがでしょうか?

尾野真千子
辛いでしょうね。でも何かそういう経験が、この子たちの財産になることだと思います。

『渇水』完成披露舞台挨拶

尾野真千子

■注目シーン&最後にメッセージ

-本作の注目シーンを生田さんと監督からお願いします。

生田斗真
形式上、僕の名前が一番最初に来るようにしてもらっていますけれども、この映画は、二人の姉妹を演じた、新しい時代の女優さんの二人を発見してもらう映画だと思います。この大きなスクリーンの中で、彼女たちがいろいろな感情を爆発させる瞬間をぜひ目撃してほしいと思います。

髙橋正弥(監督)
上映前のご挨拶ということなので多く語りませんが、いろいろ難しく考えるというよりも、フィルムで撮った映画の空気感を体感していただければと思っておりますので、どうぞぜひごゆっくりご覧いただければと思います。

-最後に、生田さんから締めのメッセージをお願いします。

生田斗真
本日はみなさん、お忙しい中、そしてちょっと雨が降る中、お越しいただいてありがとうございます。
たくさんの映画があって、派手なものから、アニメからいろいろなジャンルの映画がありますけれども、こういった一つ一つをフィルムに写真を刻んでいくように撮った映画というものは、昨今、なかなか映画館で観る機会がない貴重な経験になると思いますので、ぜひぜひこの大きなスクリーンで皆さんの素晴らしい経験にしてほしいと思っております。

『渇水』完成披露舞台挨拶

生田斗真

『渇水』完成披露舞台挨拶

白石和彌(企画プロデュース)/尾野真千子/磯村勇斗/門脇麦

映画『渇水』完成披露舞台挨拶

山﨑七海/柚穂

『渇水』完成披露舞台挨拶

白石和彌(企画プロデュース)/尾野真千子/磯村勇斗/門脇麦/生田斗真/山﨑七海/柚穂/髙橋正弥監督

■フォトギャラリー

[写真・記事:三平准太郎]

映画『渇水』

《INTRODUCTION》
1990年、第70回文學界新人賞受賞、第103回芥川賞候補となり注目を浴びた河林 満による「渇水」。
〈生の哀しみ〉を鮮烈に描いた名篇が、『凶悪』(13)、『彼女がその名を知らない鳥たち』(17)、『孤狼の血』シリーズ(18、21)、『死刑にいたる病』(22)など、多くの重厚な作品を世に贈り出し続ける映画監督・白石和彌の初プロデュースにより刊行から30年の時を経て映画化した。
監督は、根岸吉太郎、高橋伴明、相米慎二、市川準、森田芳光、阪本順治、宮藤官九郎ら錚々たる監督作品で助監督としてキャリアを重ねた髙橋正弥。
主演には、『土竜の唄 シリーズ』(14、16、21)、『彼らが本気で編むときは、』(17)、『湯道』(23)など数々の映画作品、大河ドラマ「鎌倉殿の13人」(22)でも話題となり、華やかな人気と、多彩な役どころを変幻自在に演じ分ける実力を併せ持つ俳優・生田斗真。水道料金を滞納する家庭の水を日々停めて回る業務に就く水道局員の主人公・岩切俊作が、心の渇きにもがきながらも“生の希望”を取り戻していくという難しい役どころを体現した。
さらに門脇麦、磯村勇斗、尾野真千子ら実力派俳優が揃い踏み脇を固める。人と人の関係が希薄になってしまった現代社会に、真の絆とは何かを問いかけ、観る者を生への希望で照らし出す珠玉のヒューマンドラマ映画『渇水』は6月2日(金)より全国公開となる。

《STORY》
日照り続きの夏、市の水道局に勤める岩切俊作(生田斗真)は、来る日も来る日も水道料金が滞納する家庭を訪ね、水道を停めて回っていた。県内全域で給水制限が発令される中、岩切は二人きりで家に取り残された幼い姉妹と出会う。蒸発した父、帰らなくなった母親。困窮家庭にとって最後のライフラインである“水”を停めるのか否か。葛藤を抱えながらも岩切は規則に従い停水を執り行うが――。

生田斗真
門脇麦 磯村勇斗
山﨑七海 柚穂/宮藤官九郎/宮世琉弥 吉澤健 池田成志
篠原篤 柴田理恵 森下能幸 田中要次 大鶴義丹
尾野真千子

原作:河林満「渇水」(角川文庫刊)
監督:髙橋正弥 脚本:及川章太郎 音楽:向井秀徳
企画プロデュース:白石和彌
主題歌:向井秀徳「渇水」
製作:堀内大示 藤島ジュリーK. 徳原重之 鈴木仁行 五十嵐淳之
企画:椿宜和
プロデューサー:長谷川晴彦 田坂公章 ラインプロデューサー:原田耕治
制作担当:土田守洋
企画協力:佐久田修志
製作:「渇水」製作委員会
製作プロダクション:レスパスビジョン
制作協力:レスパスフィルム
配給:KADOKAWA
©「渇水」製作委員会

予告編

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2023年6月2日(金)全国公開

渇水

撮影情報
2021年8月29日クランクイン〜9月26日クランクアップ 群馬県前橋市を中心に撮影

原作小説
原作:河林 満「渇水」
河林 満 プロフィール
福島県いわき市生まれ。昭島市や立川市で過ごし、立川市職員となる。1986年に「海からの光」で第9回吉野せい賞奨励賞、 1988年「ある執行」で第七回自治労文芸賞を受賞した。1990年、在職時に執筆した「渇水」が第70回文學界新人賞を受賞し、「文學界」90年6月号に掲載された。同作品は第103回芥川賞候補作にもなった。 93年には、同じく「文學界」に掲載された「穀雨」で再び第109回芥川賞候補作となった。「渇水」はNHK‐FM「FMシアター」でラジオドラマ化され、第28回ギャラクシー賞を受賞。2008年没。

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