伊勢志摩へ感謝!井浦新・成田凌・紗羅マリーが劇中車でド派手に登場した『ニワトリ☆フェニックス』舞台挨拶
3月27日、伊勢志摩プレミア上映会ドライブinシアターにて、映画『ニワトリ☆フェニックス』(4/15公開)のプレミア上映会が行われ、舞台挨拶に、キャストの井浦新、成田凌、紗羅マリーが、劇中車・インパラでド派手に登場。ロケ地となった伊勢志摩への感謝の気持ちを熱く伝えた。
舞台挨拶には、かなた狼監督とドライブinシアターの場所を提供した玉城町の町長・辻村修一氏も登壇した。
舞台挨拶レポート
伊勢志摩プレミア上映会ドライブinシアターがあるのは玉城町中央公民館の総合グラウンド。
劇中で使用したアメ車(インパラ)に4人が乗り、多くの車が集まっている中、颯爽と豪快に登場すると、会場からも喜びを現すクラクションが鳴り響き、キャストたちの乗ったアメ車も負けじとクラクションを鳴らし、会場のボルテージも最高潮に。
最初からテンションも高めの中、一言ずつまずは挨拶。
井浦新(雨屋草太 役)は会場に集まった観客に向けて「とうとうこの日がやってきました。伊勢志摩で『ニワトリ☆フェニックス』を撮影して、皆さんの元に1番早く届けたいとずっとこの日を楽しみにしてました。」と楽しみにしていたことも打ち明け、会場一面に並ぶ車を見渡し「今日はドライブinシアターという昭和の時代にあったスタイルですが、このスタイルで最後まで楽しんでください。」とドライブinシアターを珍しくも懐かしそうに会場を見渡していた。
成田凌(星野楽人 役)は「ドライブinシアターは聞いたこともない人が多いのでは?と思いますが、なかなかできない経験を楽しんでいってください!」とコメント。
紗羅マリー(月海 役)は「伊勢に帰って来れてテンション上がっています!皆さん、こういう形で出会えて嬉しいです。天気もすごい味方してくれて、暖かかったし気持ちの良い1日でした。精一杯楽しみましょう!」と数日前までの雨予報が嘘のように雲一つない晴れわたった天気に喜びを感じていた。
かなた監督は会場のお客さんに向けて「聞こえていますか?玉城町盛り上がってますか?」と聞くと会場からは大きなクラクションや車のヘッドライトをチカチカ点滅させてパッシングをし、監督の問いかけに応えた。「撮影は昨年の8月上旬で皆さんに協力してもらって作ることができました。僕らが撮影をしていることを知らなかった人もいると思うけど、作品を伊勢で誕生させることができました。今まで存分に旅もできなかったので、この作品でつかの間の旅を楽しんでください。」とコメント。
本作は、ほぼ伊勢志摩でのロケ撮影で、撮影時の思い出を質問されると「季節は違うけど、今日お昼から半日過ごしていると、思い出します。流れるの時間のリズムだったり、畑や田んぼもたくさんあって伊勢の気持ちよさを感じました。映画にも焼き付いているので楽しんでほしいです。」と、井浦が伊勢の独特な空気が劇中でも感じることができると明かすと、成田も「空気で帰ってきたなと思えるのはすごいこと!」とコメントし「一瞬でいろんなことを思い出して、また始まるんじゃないかって思いました。特別な気持ちになります。」と撮影時を思い出すと同時に、またこれから撮影をするような気分になったことを明かしていた。
紗羅は「喫茶店に行ったり、自転車に乗ったりしたことを思い出して、街のにおいを感じてほっこりしました。今日はハッピーです!」と優しい気持ちなったとのこと。
かなた監督はロケハンの思い出を振り返りながらも、撮影時にはみんなでお風呂に行ったり自転車に乗ったりと「毎日が夏休みみたいに、あっという間でした。撮影の残りが少なくなるころには淋しくなったり。」と楽しかった撮影を思い出しながら話していた。
そもそもなぜ本作が作られることになったかを質問されると、井浦が代表して2年前の6月くらいの、東京・大阪などでの緊急事態宣言が出された頃に、かなた監督と成田さんと3人で電話で話したのがきっかけと時期を伝え「こんな時だからこそ、前作の『ニワトリ★スター』を見て楽しんでくださった人たちや、僕らの普段の芝居や表現を見てくれている人たちに「ありがとう」って感謝を伝えるべきなのでは?と3人で話しました。そこでかなた監督と3人で「ありがとう」という短編をSNS内で公開しました。そこで草太と楽人がコロナ禍の中にもしいたらこんな会話あったかもと思って作った会話劇がありました。」と短編がきっかけになり監督が2人で様々な役をイメージするも、草太と楽人しか出てこない、本作『ニワトリ☆フェニックス』が誕生したと説明した。
さらに前作との違いを聞かれると成田さんは「『ニワトリ★スター』はバイオレンスだったりいろんな要素が入っているけど、脚本を書いたかたな監督が思っていることとか、普段喋っていること、監督自身が現れている映画です。人や映画館への想いなど心の中を投影したのが本作『ニワトリ☆フェニックス』でそれは『ニワトリ★スター』も同じなんじゃないかな?監督の想いが詰まっています。」と監督への想いを打ち明けると監督は照れた様子で「なんかプレゼントあげなくちゃ…」と笑いを誘った。
続けて監督から、前作を知らない人もいるだろうからと「『ニワトリ★スター』は完結した作品で、本作『ニワトリ☆フェニックス』は続編でもスピンオフでもなく、もう1回やりなおしたような感覚です。」と別作品であることを告げ、前作では「楽人死んじゃってるじゃん!でもしれっと出てくる。映画だからって軽いことというわけではなく、映画だからこその掟破りができました。この作品はイメージが7割で、既にあった絆や空間を蘇らせて「フェニックス」を楽しみました」と本作への想いを語った。
伊勢志摩の印象も「めちゃくちゃかっこいいアメ車と田んぼが見事に合う!」と成田は絶賛し、井浦も撮影での行く先々が名所ではないのに「農道だったり、きれいな澄んだ空、川、それに山や海!本当に気持ちが良い!」と自然が多い環境のすばらしさを語った。
撮影中に楽しみ過ぎて、井浦は真っ黒になっていたと撮影秘話もあった。
紗羅は本編を見た上で「音がいいのが印象的」と川や蝉の鳴き声、二人の煙草の音までクリアに入っていて感動したと明かした。
監督は「草太と楽人の重要なシーンで空に火の鳥のような雲が現れて奇跡が起こりました。」と「フェニックス」だけに奇跡的な体験をしたことを話し、生涯忘れないと思い出を振りかえった。
ドライブinシアターへの思い出として、井浦は「子どものころ家族で地元のデパートの駐車場でみた記憶があります。「インディー・ジョーンズ」や「ネバーエンディングストーリ-」など毎日夜から1本やっていました。」とコメント。
最後に会場に集まった方がたへの感謝の気持ちや、作品への想いを改めて話した。
井浦は「この作品はそもそも「ありがとう」を伝えたいから作ろう、から始まりました。そこにスタッフやたくさんの人が関わってくれて本当にありがとうございます。」と会場にお越しいただいた方々やスタッフ、ロケに協力いただいた方々、一緒に演じた俳優部などたくさん人への感謝の気持ちを込めて何度も「ありがとう」を繰り返していた。
成田は「今、新さんがいったように僕たちはきっかけをつくっただけなのに、たくさんの方々が同じ思いを持って作ってくれました。映画を作るのは大変だし観てもらうという事もすごいことなので、(伊勢志摩の方々に)1番最初に届けられて楽しんでもらえるのがうれしいです。」と感謝と喜びを伝えた。
紗羅も天災やコロナ禍、そして戦争など目を外に向けるといろいろなことがあると前置きをし「ありがとうの気持ちを忘れないようにして、この作品の「ありがとう」の気持ちを受け取ってほしい」とコメント。
監督は「大切なことは3人が言ってくれました。」と話し、当たり前のことを忘れないように言葉で伝えていきたいと、伊勢志摩で協力してくれた方々や集まった方々に改めて感謝を伝え最後はしみじみした空気を吹き飛ばすかのように「最後は全員でクラクションで反応してください!」と会場にお願いをし、「ニワトリ☆フェニックスー!」と伊勢志摩の広大な空に向かって声をあげると車に乗ったお客さんもクラクションやパッシングでその想いに応え、会場はその日一番の盛り上がりを見せて舞台挨拶は終わった。
映画『ニワトリ☆フェニックス』
STORY
なにかから少しだけ逃げたかった―。
2人の青年、草太と楽人は いるはずもない火の鳥を探す旅に出た。 それぞれの人生に漂う暗い影から、 “少しだけ逃げたかった”束の間の逃避行。
物語と並行する謎の花嫁の存在。 裏社会の追手、寂れた妖怪スナック。 SM嬢の一味や、農業ラッパー、自転車旅の青年、穏やかな僧侶、誰もいない映画館の館長などなど。 あてもなき珍道中で主人公が出逢う奇妙な連中や、
人生のヒントをくれる様々な登場人物。 果たして主人公達が探す火の鳥とは??
笑って、泣いて、また笑う。
出演:井浦新、成田凌、紗羅マリー、LiLiCo、津田寛治、阿部亮平、奥田瑛二、ジョーブログ(YouTuber)、都若丸、佐藤太一郎、シャック、マグナム弾吉 ほか
脚本・監督:かなた狼
企画:GUM株式会社(Gentle Underground Monkeys Co,Ltd.)
製作プロダクション:GUM株式会社
©2022映画「ニワトリ☆フェニックス」製作委員会
公式Twitter:@hinotoritamago
公式Instagram:@hinotorinotamago
公式Tiktok:@niwatori_phoenix
2022年4月15日(金) 全国ロードショー
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