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巨大映像で迫る五大絵師 - 北斎・広重・宗達・光琳・若冲の世界 -

尾上松也「五大絵師の作品の素晴らしさとすごさを実感」巨大映像デジタルアート展「巨大映像で迫る五大絵師」

7月15日、新感覚デジタルアート展「巨大映像で迫る五大絵師 – 北斎・広重・宗達・光琳・若冲の世界 -」のプレス発表会が会場の大手町三井ホールで開催され、アンバサダーの尾上松也らが登壇した。

そのほか、監修を務める日本美術史家 小林忠、俵屋宗達作 国宝「風神雷神図屏風」原本所蔵先である大本山 建仁寺 浅野俊道も出演。また、美術展の解説ナレーターに初挑戦した光浦靖子からのビデオメッセージも紹介された。

江戸時代の絵師たちの情熱と想像力が込められた歴史的作品の数々が超高精細デジタルアートとして蘇る、新感覚アートエキシビション「巨大映像で迫る五大絵師 −北斎・広重・宗達・光琳・若冲の世界−」。 9月9日(木)まで、大手町三井ホールにて、葛飾北斎の「冨嶽三十六景」と歌川広重の「東海道五拾三次」、俵屋宗達と尾形光琳が描いた2つの「風神雷神図屏風」の競演、伊藤若冲の代表作「仙人掌群鶏図」など、国宝および重要文化財を含む42作品が巨大映像となって集結し、大スペクタクルで届けられる。

巨大映像で迫る五大絵師 - 北斎・広重・宗達・光琳・若冲の世界 -

小林忠先生/光浦靖子/尾上松也/建仁寺・浅野俊道

尾上松也は巨大映像の感想を、「まずはこの大画面で観る迫力、その美しさに息がとまるような感じがしました。アップになってどれだけ繊細に描かれていたかがよくわかり、ずっと観ていられるというのは、改めてこの五大絵師の作品の素晴らしさとすごさを実感いたしました」とコメント。

巨大映像で迫る五大絵師 - 北斎・広重・宗達・光琳・若冲の世界 -

尾上松也

また、伝統的な日本美術と歌舞伎との共通点について、「この時代に生きた絵師の皆さんが絵に魂を込めて描いていると感じました。だからこそ、これだけ大きな画面になっても全く見劣りするところがない。歌舞伎も当時の生きていた方々の魂とか、生き様、風景というものを継承して、現代の皆様に観ていただいているので、絵も歌舞伎も先人たちの魂を受け継いでいく所では一緒なのかと思います。今こうして僕たちの胸を震わせてくれる、その情熱や魂みたいなものが時代に関係なく伝わるものだなぁとすごく感じました」と語った。

監修の小林忠は、「絵画や浮世絵版画、あるいは工芸品や仏像彫刻なども、先ほどの松也さんのお話ではありませんけれども、創る人は本当に魂を込めてつくり上げています。そして、部分が全体になっていく。その部分の繊細な技をよく見極めることができるのが今回のイベントだろうと思います。大きく視野を広げて、日本美術の素晴らしい繊細な仕上げ方をご鑑賞いただけたらと思います」 とコメントした。

巨大映像で迫る五大絵師 - 北斎・広重・宗達・光琳・若冲の世界 -

監修・小林忠

大本山 建仁寺の浅野俊道は、巨大映像となった俵屋宗達の「風神雷神図屏風」について「いわゆる自然というものを神格化したこの風神様と雷神様をしっかりと表現していただいたと思いますが、迫力があり過ぎて観てて興奮する、そんなイメージです」とコメント。

巨大映像で迫る五大絵師 - 北斎・広重・宗達・光琳・若冲の世界 -

建仁寺・浅野俊道

会の終盤には、光浦靖子のビデオメッセージを紹介。「今回解説シアターのナレーションを担当しています。本当はそちらにお伺いして開催をお祝いしたかったのですが、ちょっと今ですね、多分、(カナダ留学で)海外におります。部屋から一歩も出られない状態なので、その部屋から応援しております!この「巨大映像で迫る五大絵師」、私も観させていただきました。もうね、すごいですね。私は目が悪いので、美術館に行ってももっと観たいのに観れなかったものが、この全てが見られるというのがもう楽しくて大興奮しました。あとはこの、絵の中に飛び込めるっていうか、絵の中に囲まれるっていう、今まで体験したことのない体験で、本当にびっくりしながら、楽しかったです」と声援を送った。

巨大映像で迫る五大絵師 - 北斎・広重・宗達・光琳・若冲の世界 -

光浦靖子

最後に、尾上松也より本展の見どころを、「素晴らしい技術を使い、音楽との融合というここでしか観られない体験だと思います。あまり詳しくない方でもわかりやすい解説もありますので、どなたでも楽しむことができると思います。ぜひぜひ足を運んでいただいて、この絵画の素晴らしい深い世界に没入していただきたいです。舞台もそうですが、文化芸術というのはこれまでもずっと我々の支えになってきました。今はまだ、いろいろと制限がかかり難しい状況ではありますが、この情熱や魂は未来永劫ずっと紡いでいきたいと思いますので、観に来ていただいて、この輪を広げていただきたいなと思います。」と、発表会を締めくくった。

巨大映像で迫る五大絵師 - 北斎・広重・宗達・光琳・若冲の世界 -

尾上松也

「巨大映像で迫る五大絵師 −北斎・広重・宗達・光琳・若冲の世界−」

■会場構成

会場は3つのエリアで構成。五大絵師の代表的な作品をはじめ、同時代の豪華絢爛(けんらん)な金屏風など、全42作品をラインナップ。上映作品が毎日入れ替わるダブルプログラムで行う。

巨大映像で迫る五大絵師 - 北斎・広重・宗達・光琳・若冲の世界 -

エントランス

【解説シアター】

超高精細デジタル画像で作品の緻密な部分を拡大表示し、ナレーション(英文字幕)とともに作品をわかりやすく解説します。解説ナレーターは、本格的な美術展のナレーションに初挑戦という光浦靖子が担当する。

【3面シアター】

縦7m、横45mの3面ワイドスクリーンによる圧巻の巨大映像空間。先進デジタル技術と高輝度4Kプロジェクター複数台を駆使した映像と、音楽のコラボレーションによる大スペクタクルを体験できる。上映中のフォトタイムで巨大な名画をバックに写真撮影可能。

【Digital北斎×広重コーナー】

超高精細デジタル画像による「冨嶽三十六景」と「東海道五拾三次」からベストセレクション58作品を大型モニター12台で紹介。このコーナーも写真撮影可能。

巨大映像で迫る五大絵師 - 北斎・広重・宗達・光琳・若冲の世界 -

デジタル北斎広重

会期:2021年7月16日(金) ~ 9月9日(木)
開館時間:午前10時30分~午後7時30分 ※入館は閉館の60分前まで
会場:大手町三井ホール(東京都千代田区大手町1-2-1 Otemachi One 3F)
観覧料(税込):一般:2,000円 / 大学生・専門学生:1,500円 / 中学生・高校生:当日1,000円
満70歳以上、小学生以下、障がい者の方(添付者原則1名まで)は入場無料
※学生の方は学生証または生徒手帳、70歳以上の方及び小学生以下の方(保護者同伴)は年齢証明ができるもの、障がい者の方は障がい者手帳をご来場時に提示。

主催:フジアール、フジテレビジョン、BSフジ、ニッポン放送
後援:フジサンケイグループ、千代田区、千代田区教育委員会
協力:NTT ArtTechnology、アルステクネ・イノベーション/アルステクネ、キヤノン綴プロジェクト
特別協力:山梨県立博物館、岡田美術館、大阪浮世絵美術館、大本山建仁寺、小曽根山西福寺、金刀比羅宮
公式サイト:http://www.faaj.art

大阪巡回展 開催決定
会期:2021年12月3日(金)~2022年1月30日(日)の全58日間
会場:堂島リバーフォーラム
※大阪巡回展の詳細は公式WEBサイト[http://www.faaj.art]まで。

 

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