【インタビュー】「同じ日に兄妹でスカウトされた」RIZINアンバサダーとして活躍中のモデル・くるみの最初で最後の写真集
格闘技·RIZINオフィシャルアンバサダーとしても活躍中、日本、アイルランド、アメリカ、ロシアのクォーターで日本語、英語、中国語を話すトリリンガルのモデル、くるみの『くるみ1st写真集 KURUMI』が6月23日に発売。そんな彼女の素顔に迫った。
白い肌で透明感が凄いとグラビアでも注目されているくるみが神奈川・湘南の海でのんびりと休日を過ごす様子を収めた『くるみ1st写真集 KURUMI』。
湘南の海近くに立つリゾート施設で、フルーツを食べたり、青の水着でオープンエアのジャクジーにつかったり、ストレッチをして身体を動かしたり、自然光の差し込む部屋でのんびりしたり、真っ白なベッドで真っ白なランジェリーを着てゴロゴロしたりする姿を掲載。
さらに、ビーチをデニムのショーパンで散歩したあとはハンバーガーとポテトを食べて、ワンピースに着替えてサンセットを眺めたりと…自然体かつ、透明感あふれる肌みせ全開で、撮影された、くるみらしい写真集になっている。
今回、初めて書いてみたという、「目標」「幸」「自分」「親友」「幼少期」「ルーツ」「モデル」「笑顔」「格闘技」の9テーマのエッセイも初披露。書き始めていくうちに楽しくなってどんどん書いたという。くるみの人生を感じ取ることができる。
くるみ インタビュー
■夕景で撮りたかった!
-写真集のコンセプト、内容はどのように決められましたか?
くるみ
好きなものを単に詰め合わせるというよりは、ストーリー性があって、一連の流れになるものを作りたいですってお願いしました。
私はモデルの仕事が多いのですが、やっぱり決め顔が多くなりがちで、SNSでもそういうのが多かったので、今回の写真集では、もっとくだけた表情を入れたいとも考えました。
-湘南で撮影されたということですが、撮影で思い出に残っていることはありますか?
くるみ
綺麗な夕景の写真を撮りたい!って思ってたんです。
でも、私は雨女で天気にはあまり恵まれないことが多く(笑)、撮影日の週も雨の予報で大丈夫かなと思ってましたが、ちょうど撮影日の時だけ晴れて、夕景を無事に撮れてとても嬉しかったです。
-では、お気に入りのカットはやっぱりその夕景で撮影したものでしょうか?
くるみ
今回、自分で写真のセレクトをしたので、ぜんぶのカットが好きなんですけど、やっぱりその中でも夕景でのカットがお気に入りです。
-逆に撮影で大変だったことは?
くるみ
それも夕景の撮影の時です。めちゃくちゃ寒かったんです(笑)撮影時期は3月だったので、しかも薄手の衣装だったので。
あとは撮影以外のことですが、今回、編集も携わらせていただいていて、構成もしたのですが、何より大変だったのは、1万枚からの写真のセレクト。倒れるかと思いました。こんなに大変なことを編集者の方はされているんだと思って勉強になりました。
■女性っぽい身体のラインがいいな
-撮影にあたって取り組んだことがあれば教えてください。
くるみ
身体のラインを綺麗に整えたいなって思って、ストレッチやマッサージでの身体づくりをしました。
いつものグラビアの時は、ダイエットしてジムにも行ってたんですけど、今回はそれは一切やめました。
-それはやっぱり筋肉をあまりつけないためですか?
くるみ
そうですね。女性っぽい丸い身体のラインがいいなって思ったからです。私、半分外国人なので足腰がしっかりしてるんです。それを今まではどう隠そうかってやってきたんですけど、今回は隠さなくてもいいやって思って、隠すのを止めました。
-それはありのままのくるみさんを見てもらいたいということからですね。
くるみ
そうです。
■人見知りな女の子でした
-今回、エッセイにも初挑戦されたそうですが、いかがでしたか?
くるみ
これまでエッセイは書いたことはもちろん、読んだこともなかったのですが、一生懸命書けたと思います。
-9つのテーマに分かれているそうですが、その中で、「幼少期」に関連するテーマとして、くるみさんはどんな女の子でしたか?
くるみ
とても人見知りでした。誰ともしゃべれないし、幼稚園でも一人で壁のそばで座ってたり、友だちと遊んだという思い出はあまりなく、一人遊びしていた記憶ばかりが残っています。
-人見知りが治ったかなというタイミングはありましたか?
くるみ
20歳で上京して、一人で頑張らなきゃいけないって思うようになってから治ってきて、仕事をしている時はしゃべられるようになりました。でも仕事じゃない時ではまだしゃべれないところが少し残ってます。
■格闘技の魅力
-エッセイのテーマのひとつにもなっている「格闘技」。くるみさんは、RIZINのオフィシャルアンバサダーもされてますが、格闘技に関心を持たれたきっかけは?
くるみ
20歳の時、周りでボクシングをやっている友だちがたまたま多くて、試合を見に行ったりしているうちに、ボクシングにすごくハマったんです。
その流れで、RIZINを見る機会があって、試合を見にいったら「めっちゃおもしろい!」って思ったんです。
RIZINには煽りVという映像があるんですけど、今まで選手のことを知らなかったとしても、気になっちゃったり、応援したいなと思えるようになるんです。それを見て、私は最初っからRIZINにもハマりました。それからずっとRIZINの試合に通うようになって、4~5年は年越しはRIZINでした(笑)
-くるみさんが思う格闘技の魅力は?
くるみ
格闘技はスポーツとは言われてますけど、個人戦で、ましてや人間同士の戦いという感じがすごくするんです。そしてRIZINはすごくわかりやすく、煽りVを通して、例えば選手が抱えているものとか、これから目ざしたいことなどを伝えてくれるんです。なので、見る側は、選手のことをどこか友だちかのように親身になって応援したくなる魅力があるんです。
あと、RIZINきっかけで、私はブラジリアン柔術をやっているんですが、競技の難しさを自分でも体感しました。やっぱり見るのは簡単で、言うのも簡単なんですけど、やるのはすごく勇気もいるし、怖いこともあるので、(格闘技を)やれる人たちのメンタルはほんとうにすごいと思います。
-私も想像つかないメンタルの強さの世界があるのかなと思います。
くるみ
そうです。初めましての人と今から殴り合ってくださいって言われても、普通はできないですからね。
-先日の『RIZIN.28』では、朝倉未来さんが負けたことなどが話題になりましたが、くるみさんにとって、今回の『RIZIN.28』で印象に残ったことはありますか?
くるみ
私、選手インタビューをさせてもらったんですが、試合を見た後にインタビューをすると、選手が今思っている気持ちを直接聞けて、涙が出るくらい辛くなったり、逆にこちらも嬉しくなったり、応援したいなとか、いろんな気持ちになります。
朝倉選手のインタビューで、「引退するかもしれない。今まで積み上げてきたものを自分で自分の幻想が壊れた」っておっしゃってた時に、ズンと重いものを感じました。おっしゃっていることもわかるし、自分が自分に対して心が折れちゃうことがあって戦うって厳しいよなぁと改めて思いました。
■同じ日に同じ事務所からスカウトされた
-くるみさんが芸能界で活躍するようになったきっかけは?
くるみ
当時住んでいた北海道で、16歳の時にビラ配りのアルバイトをしていた時に、「あなた、モデルをされたら?」って名刺を渡されてスカウトされたんです。
で、家に帰って親にその名刺を見せたら、兄も同じ日に同じ事務所にスカウトされていたことがわかって(笑)
北海道ではそんなにスカウトって無いので、なんて偶然なんだととってもビックリして、じゃぁ話だけ聞きに行ってみる?って母と一緒に事務所に行ったら、母と事務所の社長がとても仲良くなって、勝手にやることが決まりました(笑)
-本人の意思がまだ固まる前に?
くるみ
はい。私、その時はギャルで、金髪でつけまつ毛も2枚つけてたんですけど(笑)
-えっ?そんな状態でスカウトされたんですか?
くるみ
はい。事務所からは薄化粧で来てくださいって言われたんですけど、ギャルだから薄化粧がわからなくて、まつ毛は1枚にすればいいかな?みたいな感じで、あと大きいコンタクトを付けて行ったら、事務所の人に「それは薄化粧じゃない」って言われて(笑)
-でもスカウトされた人はプロですね。ギャルメイクの女の子を見て、メイクの下の“素”なくるみさんを見抜いたわけですからね。
くるみ
はい、そう思うとビックリしました。よく私の原型をわかったなって思いますね(笑)
■赤塚不二夫さんとの関係
-日本語のほかに、英語・中国語も話されるということですが、どのようにして習得されたんですか?
くるみ
日本語と英語は生活でも使ってますし、英語はさらに勉強もして覚えました。中国語はこの2年ずっと、今も毎日勉強して覚えました。仕事で中国に行くことも多かったからです。
-赤塚不二夫さんとご親戚ということですが、具体的には?
くるみ
祖父の弟です。私の記憶に残ってないくらいの小さい頃に、赤塚不二夫さんと会ったことがあるみたいです。
■プライベートが第一
-今後の抱負はありますか?
くるみ
人生はあっという間なので(笑)、毎日を大事にしたいなと思っています。明日やろうとか、後回しにするのは全部止めようと。このエッセイでも書いてるんですが、私は後回しにするクセがすごいあるので(笑)
とにかく後回しにせず、今を生きる!じゃないですけど(笑)、毎日を大事にしたいなって思いますね。
-仕事についても同じような考えですか?
くるみ
中には、予定を組むのでもなんでも仕事が第一で、空いている時にプライベートと、仕事第一の人もいると思いますが、私はその逆なんです。
まずはプライベートが第一。ここが崩れちゃったら仕事がうまくできないからって思ってしまうタイプなんです。一番大事にしたいのは自分でやりたいことと思っています。
■最初で最後の写真集です!
-最後に写真集を楽しみにしているファンへ、見どころ含めたメッセージをお願いします。
くるみ
写真集はこれが最初で最後だと思っていますし、水着も下着も今回が見納めですので、そういう意味でも是非今回の写真集を見てほしいなと思います。
そして、私はこれまで、“言葉”で自分のことを発信することがあまり無かったので、今回のエッセイを通して、私のことを知ってもらう良い機会だなと思っています。是非いろんな方に写真集を見て、読んでもらいたいなと思います。
■撮りおろしフォトギャラリー
[写真・聞き手:桜小路順]
くるみ プロフィール
くるみ/KURUMI
北海道出身。日本、 アイルランド、アメリカ、ロシアのクォーターで日本語·英語· 中国語を話すトリリンガル。モデル、 グラビアとして活躍。数々の CM·広告 ショーに出演するほか、2020年1月より RIZIN オフィシャルアンバサダーを務め、モデルと多岐にわたり活躍している。
公式Instgram:@kurumikahn
『くるみ1st写真集 KURUMI』
著者:くるみ
撮影:田中智久
定価:本体2,500円+税
仕様:B5判/96ページ
ISBN:978-4-04-605197-4
発行:株式会社KADOKAWA
発売日:2021年6月23日(水)
(C)KADOKAWA (C)Image PHOTO/TANAKA TOMOHISA
【Amazon.co.jp 限定特典】『くるみ1st写真集 KURUMI』(特典:表紙アザーカットデータ+撮り下ろし画像+直筆メッセージ配信データ)
https://www.amazon.co.jp/dp/4046051973
【電子版 限定特典】『くるみ1st写真集 KURUMI』(特典:表紙別バージョン+撮りおろし画像+直筆メッセージ配信データ[電子版限定特典])
(C)KADOKAWA (C)Image PHOTO/TANAKA TOMOHISA
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