米倉涼子×城田優『SHOWTIME』ゲネプロ後インタビュー＆フォトギャラリー

2021.06.24

2021年6月23日、東急シアターオーブにて、エンターテインメントショー『SHOWTIME』のゲネプロが行われ、ゲネプロ後、米倉涼子と城田優がインタビューに応じた（動画＆フォトギャラリー）。

本舞台は、米倉涼子と城田優、2人の共同プロデュース、そして舞台初共演となる話題作。
2人を結びつけたもの、それは稀代の振付師として知られた故ボブ・フォッシーの存在。米倉が愛してやまないミュージカル「シカゴ」（初演版）で、脚本/演出・振付を手がけた人物だ。一方、城田は、フォッシーのもうひとつの代表作であるミュージカル「ピピン」の日本語版公演（2019年）で主演を務め、大喝采を浴びた。今回の「SHOWTIME」では、ミュージカル「シカゴ」「ピピン」「キャバレー」などのフォッシー作品を始め、2人が厳選した珠玉のミュージカルナンバー他を堪能することができる。
プロデュースと構成・演出・出演を、米倉涼子と城田優が共同で担当。振付は大澄賢也。さらに森崎ウィン、JKim、そして日替わり（公演毎）ゲストとして中尾ミエ、前田美波里らも出演し、ダンサーとミュージシャンを含め、総勢33名のキャストで届けられる。

米倉涼子×城田優インタビュー

米倉涼子／城田優

－とても楽しいショーで、ワクワクして拝見させていただきました。ゲネプロを終えた今の率直な気持ちをお聞かせください。

米倉涼子
思ったより忙しくてびっくりしました。でも一つのショーを彼（城田優）と一緒にできることが実現したんだということに感動しています。

城田優
本当に目まぐるしい日々で、私事なんですけども、別のミュージカルが三日前に終わったばかりで、正直本舞台はゲネプロでさえも出来るのだろうかっていう不安はありました。
でも、やはりエンタテイメントの力ってすごいなぁって、みんなの顔を見たり、音楽を聴いたり他の方のパフォーマンスを見ていると、自然と力が湧いてくるんです。

城田優

－本公演は、２人共同で企画・演出されたそうで、主に米倉さんが衣装、そして城田さんが美術と照明を担当なさっていると伺っています。

城田優
基本的にはお互い相談しながらという形です。

米倉涼子
共同作業で進めました。でも城田くんにほとんどおまかせして、私は横槍を入れるという（笑）

城田優
でもその横槍がいつも的確なんです。

米倉涼子／城田優

－米倉さんは演出されてみていかがでしたか？

米倉涼子
演出というよりも、私は「シカゴ」というミュージカルを初めてやってから、ボブ・フォッシー（稀代の振付師）のナンバーを選りすぐりでやりたいっていう夢がずっとありました。それがこの舞台で叶ったことが嬉しいです。

米倉涼子

－城田さんが演出でこだわった点は？

城田優
物語があるミュージカルではないので、個々の魅力を最大限活かし、エンターテイメントの力、我々の歌やダンスを通して、この劇場に足を運んでくださった方に少しでもポジティブなエネルギーをということをテーマに進めました。
出演者の皆さんにも、口酸っぱく、「テクニックは第二でいい、想いを第一に持って、このSHOWTIMEに臨んでほしい」っていうことを、米倉さんも含めて僕達から伝えました。
なぜこの「SHOWTIME」が実現したのかという経緯をリスペクトして、もちろん、フォッシーのスタイルをリスペクトして、そしてこのご時世だからこそ、エンターテイメントに力があるんじゃないかという想いを持ってほしい、“Show Must Go On”なんだということです。