長野博

ティガの変身ポーズ、実は長野博発案だった。インタビューで続々と明らかになる25年前の撮影秘話

放映25周年記念ウルトラマンティガがフィギュアで登場。主人公マドカ・ダイゴ役を演じた長野博がティガとの再会に感動するWeb動画公開した。(インタビューあり)

1996年に放送された特撮番組『ウルトラマンティガ』の25周年を記念したフィギュア「S.H.Figuarts(真骨彫製法)ウルトラマンティガ」を制作し、2021年3月8日(月)より予約受付が開始される。
「S.H.Figuarts(真骨彫製法)ウルトラマンティガ」は、ヒーロー本来の存在感とフィギュアとしての自然な可動の両立を追求した新造形技術「真骨彫製法」を用い、当時のスーツアクター権藤俊輔氏の体をスキャンするなど、造形・可動・監修・彩色まで各所徹底的にこだわって作られた、BANDAI SPIRITSコレクターズ事業部が誇る可動フィギュアの最高峰ブランドとなっている。

また、3月6日(土)からは1996年に『ウルトラマンティガ』の主役(マドカ・ダイゴ隊員)を演じた長野博を起用したTVCM、3月5日(金)からは長野が25年振りにウルトラマンティガに再会して感動した様子を収録したWeb動画が公開される。
CM撮影後のインタビューでは、「変身ポーズが、山の中でその場で監督と2人で現場で打ち合わせして決まりました。」「ライブ中、親子席の方から「ダイゴ~!」という声援を頂いたり」などと語った。

新商品「S.H.Figuarts(真骨彫製法)ウルトラマンティガ」

25年前、ティガになった君たちへ~全高約150㎜の「小さな宝物」~が登場。

予約受付開始日:2021年3月8日(月)
発売月:2021年7月発売予定
メーカー希望小売価格:6,600円(税込み)
サイズ:全高約150㎜
特設ページ:https://ultra.tamashii.jp/shinkocchou/

■コンセプト

スクリーンの中で活躍するヒーローたち。
力強いアクション、その魂の躍動を手のひらサイズの中で再現するのがS.H.Figuartsの新たな造形技術「真骨彫製法」。「真骨彫製法」とは、表面的ではなく骨格から造形を行い、ヒーロー本来の「存在感」とフィギュアとしての「自然な可動」の両立を追求した新製法である。

S.H.Figuarts(真骨彫製法)ウルトラマンティガ

S.H.Figuarts(真骨彫製法)ウルトラマンティガ

■造形

ティガ・ダイナ・ガイアシリーズのスーツ造形に携わっていた成田穣氏によるスタチュー原型の作成

S.H.Figuarts(真骨彫製法)ウルトラマンティガ

■権藤氏のボディをスキャン

当時のスーツアクター権藤俊輔氏のボディをスキャン。ポージング、手首の細部までスキャンすることで、骨格からの造形を実現。

権藤俊輔

■素材・可動域

実際のスーツに近いようなポージング可動ができるように軟質パーツを胸、腹部、腰部に採用。

S.H.Figuarts(真骨彫製法)ウルトラマンティガ

■監修

円谷プロダクション造形部門LSSの監修に加え、権藤氏も監修に参加し「権藤ティガ」と呼ばれた造形を徹底追及。

S.H.Figuarts(真骨彫製法)ウルトラマンティガ

■彩色

実際のスーツ生地を入手し、カメラを通して映し出されるティガの印象に近い彩色にて再現。

S.H.Figuarts(真骨彫製法)ウルトラマンティガ

TVCM「かつてティガになった君たちへ」篇

URL:https://ultra.tamashii.jp
放映日:2021年3月6日(土)~
放映地域:全国

Web動画「長野博 25年目の再会」篇

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撮影エピソード&インタビュー

■昔の想い出話で盛り上がる和気あいあいとした撮影現場エピソード

コロナ対策が施された撮影現場に登場した長野博。当時のスーツアクター権藤俊輔も加わった企画説明時には、子供の頃のティガへの想いを話す企画スタッフらと共に当時の想い出話で盛り上がった。
撮影が開始され、ティガと初対面した際にはディティールにも拘ったフィギュアを手に取り、感慨深く見つめる姿や出来栄えについての深いコメントが印象的だった。
CM撮影の終盤「かつてティガになった君たちへ…ティガーーー!!」と叫ぶシーンでは、25年前のダイゴ隊員を彷彿させる見事な迫力のある演技に驚かされました。子供の頃にティガを見ていたスタッフ達の目の輝きに見守られながら、終始和やかな撮影現場となった。

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■インタビュー

長野博

長野博

-久しぶりにティガに再会した感想は?

長野博
懐かしさも勿論ですが、こんなリアルなティガに出会えたってことは嬉しかったです。
また、撮影現場でこのティガの造形美の元となるスーツアクターの権藤さんに再会できたのも嬉しかったです。

-セットチェンジ中に権藤さんとお話されていましたね?

長野博
当時、副隊長をやられていたムナカタ隊員のお話もして、「今、ムナカタ隊員に僕(長野さん)と一緒だよとメール送ったよ~」ってお話されていました。嬉しかったですね。撮影現場でも良くお会いしていたので。

-フィギュアに初めて触れた時の感想は?

長野博
この大きさなんですけど、質感も重みもあって。あと、リアルさを再現する為に色んな素材を使っているんですが、そこが感動しました。お腹の曲がった時のシワの寄りぐらいも、肩の腕が上がった時の線の盛り上がり方とか。全てにおいてできるだけ本物に近づける。可動域もそうですし、日々進化していますし。ほんとそのままリアルな物に出会えた感じがしますね。

-ティガにいろんなポーズをされていましたね?

長野博
飛んでるポーズとか、ゼペリオン光線とか、少し苦しかったりすることもあるんですけど、何のストレスもなく、自然にポーズが取れます。

-CM内で実際のストーリーを思い出すようなカットがありましたがいかがでしたか?

長野博
最終回ですかね。基本的に1話完結なんですけど、それが最終話は連続だったので凄く覚えてます。
ティガが一回負けそうになって、光を失なった時に、みんなの力・光がティガのパワーになって、相手を倒すことができるというのが、今、僕からすれば、ファンの方々の声援が僕の力だったり、次の原動力になると、そこが凄くリンクするなと。

-ウルトラマンティガの撮影当時の思い出を教えて下さい。

長野博
一年間やっていたんですが、基本的にスーツは夏用とかないので、夏は暑いし、冬は寒かったりもあり、僕は3着作って頂いたんです。まず1着目がちょっと小さくてしゃがめない。なので、もう少し大きいのを作って頂いて、もう1着は、冬に川に流れたりもしたんですが、その時にウェットスーツを中に着こまないといけないので、よりまた少し大きなサイズを作って頂いて、合計3着作って頂きました。
冬の道志の川で流れていましたね。一番初めの撮影現場も山の中で、レーザーポインターであの辺に怪獣がいますとか、この辺にティガの石像がいますとか、それを想像とイメージしながら撮影に入っていったことを覚えてます。ヘルメットも大きいですし、振り向いたら頭持っていかれたりとか。
第2話ですかね。村石監督と中の中で変身ポーズを考えたのを覚えています。変身ポーズって大事じゃないですか。後々もみんなが真似してくれるんじゃないかという話を村石監督としてて、じゃーどうしようかなと。その時まで決まってなかったんですよね。「じゃーこんな感じどうですか?」と言うと「それいこう!」と5分ぐらいで決まって、それが今のティガの変身ポーズになりました。
それまではティガ―!と自然に1話では変身していのですが、2話の時の変身ポーズが、山の中でその場で監督と2人で現場で打ち合わせして決まりました。

-オープニングテーマ曲は「TAKE ME HIGHER」でしたね?

長野博
ジャケットがウルトラマンティガバージョンで作って頂いたので、それはそれでレアですし、主題歌もいろいろやらせて頂いていますが、1年間ずっと流れることはなかなか無いので、それは貴重で嬉しかったです。

-ウルトラマンティガを演じる前と後で変わったことはありますか?

長野博
やっぱりヒーローを演じさせて頂いたので、小さい子達の目線が変わった気がしますね。ライブ中、親子席の方から「ダイゴ~!」という声援を頂いたり、それもまた嬉しいです。
あと、メンバーの中に昭和のウルトラマンを見ていた世代もいるので、メンバーにウルトラマンがいることは凄いなと言われたことはあります。

プロフィール&スペシャルコメント

■成田穣(なりたゆたか)
’99年まで造形会社開米プロダクションに在籍。撮影用マスク原型及びスーツの制作チーフを担当。ゼアス、シャドー、キリエロイド、イーヴィルティガ、ダイナ、ガイア、アグル、ゾグ第一形態、ヒュドラなど。
~コメント~
25年前、当時在籍していた開米プロでティガの雛形を初めて目にした時の「カッコイイ!」という第一印象、そして「新しい事が始まるぞ」という期待でのワクワク感は今でもはっきりと覚えています。そんなカッコイイとワクワクを真骨彫ティガから25年ぶりに感じていただけたらとても嬉しいです。
ティガ・ダイナ・ガイア…ウルトラマンという作品に関われた事、それは僕にとっての誇りです。その誇りを胸に。

■福井康之(ふくい・やすゆき)
円谷プロダクションLSSチームマネージャー。
1968年生まれ。『ウルトラマンネオス』パイロット版に造形・キャラクターメンテナンスとして参加。
以降多くの円谷プロ作品に携わる。現在円谷プロダクションの造形部門であるLSSチームの代表。
~コメント~
25年前平成ウルトラシリーズの製作に参加できたことは幸運であり誇りです。
情熱を傾けて取り組んだことが今でも思い出されます。
同様に今回開発に携わったスタッフの熱い想いがこのフィギュアのパーツ一つ一つにも込められています。
25年の時を経て光を受け継いだS.H.Figuarts(真骨彫製法)ウルトラマンティガを手にしてその素晴らしさを実感して下さい!

■永尾達矢
2003年株式会社エムアイシー入社。幼少の頃より玩具に興味を持ち、趣味で造形を始める。
美大では彫刻を学び、入社後は数多くのSHF商品に携わっている。
~コメント~
真骨彫ウルトラ第一弾、ウルトラマンティガの原型制作にあたり
スーツアクターの権藤氏のスキャン撮影に参加させていただき、
権藤氏の広い肩幅や逆三角形の肉体とティガの様々なポージングに感動しました。
氏のティガのへの熱い思いを受け、今まで以上にスーツアクターさんの体形を
意識したアクションフィギュアになったと思います。
ボディに軟質パーツを採用したことで、よりリアル感が増し
劇中のポーズを再現しやすくなりました。
そして、素立ちの佇まいのカッコいい権藤ティガを感じていただけたらと思います。

■権藤俊輔(ウルトラマンティガ/スーツ・アクター)
1971年生まれ。1996年制作テレビ番組「ウルトラマンティガ」から2001年までの間、劇場版やオリジナルビデオ作品において「ウルトラマンティガ」を演じた。
~コメント~
~久々に“ ティガ ”になって欲しい~
との要請を受け、昨夏から進めていたこのプロジェクトも、幾度もの修正を経てようやく完成の報告ができ嬉しく思います。今回は丸山さんが創造した眉目秀麗なデザインを最大限引き出すべく、当時こだわったティガ・スーツの到達点である劇場版「THE FINAL ODYSSEY」でのスーツをモデリングの指針としました。“若き青年ウルトラマンであるダイゴ=ティガ特有の艶っぽさをしっかりと醸し出すように ! ”などと難解な指示をぶつけ開発を困惑させたことを謝ります・汗。結果、掲げたハードルをしっかりと越えた出色の仕上がりで堂々“新骨彫・ティガ”が完成しました。姿勢やポージングの調節で表情自体も俄然変わるものです、まさに“光”が宿るその瞬間を色々と見つけ出して、皆さんもその一員となって楽しんで下さい。

ウルトラマンティガについて

ウルトラマンティガは毎日放送・円谷プロダクションが制作した特撮番組『ウルトラマンティガ』に登場する、3000万年の時を経て復活した超古代の光の巨人。
ジャニーズ事務所初となる特撮変身ヒーローを演じた長野博=マドカ・ダイゴ隊員が変身する。 1996年9月7日から1997年8月30日まで、TBS系で毎週土曜に全52話が放映された。1998年、第29回「星雲賞」映画演劇部門・メディア部門を日本の特撮テレビドラマとして初めて受賞。

 

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