観客込みで岩田剛典にドッキリサプライズ!映画×dTVドラマ「名も無き世界のエンドロール」Wヒット記念舞台挨拶イベント
2月4日、TOHOシネマズ 六本木ヒルズにて、映画『名も無き世界のエンドロール』、そしてその半年後を描いたドラマ版両作のWヒットを記念した「W大ヒット記念舞台挨拶イベント」が開催され、主演・岩田剛典、ドラマ版キャストの松井愛莉、佐藤祐市監督が登壇した。(動画&フォトギャラリー)
舞台挨拶では、MCからの質問にキャストと観客が「○×(マルバツ)」カードで答えるトークセッションで “名も無き世界のエンドロール”を語り尽くすとともに、“闇の交渉屋”として全てを仕掛けてきた岩田へ、まさかのドッキリが仕掛けられた。このドッキリは、岩田剛典だけが知らず、観客、松井愛莉、佐藤監督、スタッフ総出の演出。
本作は、何よりも強い絆で結ばれた幼馴染みの2人が、10年もの歳月をかけて、表と裏それぞれの社会でのしあがり、住む世界の違う<ある女性>に近づき、プロポーズをしようとしていた。だが実はそれは、日本中を巻き込む“ある壮大な計画”だった―。2021年最大の衝撃サスペンス・エンターテイメントとして公開から話題を集めている。
舞台挨拶レポート
■トークノーカット動画
岩田剛典(キダ 役)
映画版、dTVドラマ版、すべてをご覧になられた皆さんの前で舞台挨拶できることはほんとに幸せなことです。公開されたからたくさんの反響をいただきまして、ほんとうに感慨深いでいっぱいです。
松井愛莉(ミチル 役)
お客様の前でご挨拶できることに感動しています。人前に立つのはすごく久しぶりなので緊張しています。
佐藤祐市監督
緊急事態宣言期間が延長される中、足を運んでくださってありがとうございます。皆さんの感想などを拝見してほんとうに嬉しいし感動しています。
■映画の反響は?
-みなさんの周囲の方からも映画の反響は届いていますか?
岩田剛典
友人からメールをもらいましたし、それこそ映画レビューサイトで皆さんの感想を見てます。ほんとにご覧になった方それぞれでぜんぜん違う感想が出てくるんだなと、そういうところに映画作品の魅力があるんだなと感じました。
こういうリアクションが返ってくるのかというのを日々見るのが楽しいですね。
-たとえば気になったリアクションはありましたか?
岩田剛典
皆さん、想像以上に切ないラブストーリーなんだなというのを体感していただいたりとか、これまでの宣伝の流れでご覧になっていただいた皆さんの反応を見ていると、すごく意外性を感じてくださったりとか、そういう部分で良かったな、してやったなって思います。
-監督はいかがですか?
佐藤祐市監督
僕は1月21日の先行上映会にもお邪魔させていただいて、一般のお客さんの感想を宣伝用に撮影しているところの横にいてずっと聞いていたんです。今ガンちゃんが言ったように、みんなそれぞれの受け止め方、感じ方をされているんだなってことがありがたかったし、嬉しかったし、横で聞いていて泣けてきました。
そんなに深いところまでキャラクターの思いを汲んで見てくださったっていうのが、作った側としてはほんとにありがたいし、嬉しいです。
-松井さんは映画をご覧になっていかがでしたか?
松井愛莉
すごく深いなぁと思いましたし、いろいろ考えさせられました。3人の絆が強いからこそ、すごく切なくなるというか、胸が締め付けられる思いでした。
■映画版・ドラマ版通しても注目ポイントは?
-映画版、ドラマ版通して、改めて皆さんから見どころポイントを教えて下さい。
岩田剛典
すごいいっぱいあるからなぁ。5時間くらい話すことになっちゃう(笑)
佐藤祐市監督
ガンちゃんそんなに話せる?(笑)
岩田剛典
盛っちゃいましたけど、そうですね、映画版冒頭の3分くらいの電話のくだりですね。あれは実はもう始まっているということなんです。
初見の方はただ電話をしていて仲が良さそうだなって思うシーンですが、あとあといろいろわかってくると意味が違ってくると。
監督が時系列をほんとに緻密に考えてくださっているので、そこはやっぱりこの映画の醍醐味なのかなと思います。
ドラマ版は僕が演じたキダの半年後のストーリーですが、映画の終わり方がこの先どうなるんだ?となっているので、シンプルに後日談としてご覧になっていただければと思います。
佐藤祐市監督
映画版のラストシーンを撮っている時、「このあとキダはどうするんだろね」ってガンちゃんと話した気がします。そしたらガンちゃんは「生きていくのが辛い」って言ったんだよね。それに対して僕は「それでも生きていくんだ」って話しました。どんな辛いことがあっても生きていく方が良いとは言わないけど、キダの切ない気持ちを表現したかったので。
ドラマ版は半年後の、まったく“無”になっているキダの再生が少しずつ始まっていく。でもやっぱり彼の中には計り知れない孤独だったり悲しみだったり、絆を失った喪失感が果てしなくあるのでなかなか埋められるもではないけど。
岩田剛典
でも意外とキダがいちばん強い人なんじゃないかなって僕は思っているんです。マコトやヨッチは気持ちとしては強いようだけど、人として見た時のメンタルはキダの方が強いんじゃないかって。
佐藤祐市監督
僕は、キダは良い意味で弱虫だと思うんだ。マコトみたいなことをする勇気はたぶん無い。だからマコトに協力しつつ、最後やっぱり走り出してしまうのは、キダの中に多くはないけど、優しさで走り出したし、強さはそういうところだと思う。
-松井さんはいかがですか?
松井愛莉
映画を見てからドラマを見ると、セリフが重なるところがあったりとか、人のセリフをより深く感じられたりする部分がたくさんあると思います。そういうところに注目して見ていただけたら、またさらに面白くなるんじゃないかなと思います。
■○×コーナー!
Q1.恋人にするならどっち? 冷静沈着なキダ(○)? 猪突猛進なマコト?(×)
岩田剛典(○)
僕もそんなに猪突猛進なタイプじゃないので、テンションが合わなさそうだなって。
松井愛莉(×)
冷静よりかは、一緒にワイワイできる方が楽しいかなって思いました。
佐藤祐市監督
愛莉ちゃんは自分からグイグイ引っ張っていくタイプじゃないんだ?
松井愛莉
はい、ぜんぜんいけないです。引っ張ってくれる方がいいです。
Q2.ドラマ版の話しです。キダは実はミチルのことを好きになっていた? 思う(○) 思わない(×)
岩田剛典(○×半々)
好意の捉え方によるんですけど、やっぱりシンパシーも感じるし、それこそヨッチの面影も感じる部分もあるんですけど、キダにとっての“名も無き世界”はやっぱり3人の世界なので。それ以上のものを自分の人生に望むことがあるのかなって。
好意はあるけど、好きということではないのかなと。)
松井愛莉(○×半々)
×の理由は、やっぱり(ミチルに)ヨッチを重ねてるんじゃないかなって思ったので好きにはなってないと思うんです。でも、ミチルとしては好きであってほしいという気持ちがある(なので○も意味もある)。
佐藤祐市監督
ミチルはキダに惚れてるの?ミチルを演じてみてどうだったの?
松井愛莉
最終的にはやっぱり好意を持っていたと思います。
Q3.ドラマの続きを見たいと思いますか?(○) 思わない(×)
岩田剛典(○)
原作も5年後の世界が描かれていますから、映像として作ることは可能性としてはあるのかなって。
佐藤祐市監督(×)
僕はキダの人生は(映画・ドラマを見た)皆さんに想像していただくべきなんじゃないかなと思うんです。映像にするということは、ブレの無い答えを示してしまうことになるので。
Q4.キダ・マコト・ヨッチの幼馴染の3人にとって、映画の結末はハッピーエンドだったと思いますか?(○) 思わない(×)
松井愛莉(×)
3人の気持ちを考えるといたたまれない思いで切なくなるからです。
岩田剛典(×)
人生ほんとに何があるかわからないなって思う脚本じゃないですか。ほんとにひとつのボタンの掛け違いでぜんぜん変わってしまう。そこがリアルな部分だなっていうのもわかるんですけど、希望としては3人で海辺で遊んでいる時のまま、大人になれたら良かったのになって思っちゃいますね。
佐藤祐市監督(○)
アクシデントがあってそういうことになってしまった以上、マコトにはそれを選択するしかなかった。キダはそれを受け入れるしかなかった。と思うと、その選択肢しか残されていなかったと僕は感じていたので、ガンちゃんや愛莉ちゃんが言ってることもすごくわかるし。キダがマコトを止められなかったのはそれほどマコトのことを思ってたからだし。それしか選択肢が無かったという見方をすれば、ある意味成し遂げたということでハッピーエンドかなと。
Q5.本作でマコトがリサにバラの花一輪をプレゼントするシーンがあります。皆さんは、バラをサプライズでプレゼントしたことがある人はいますか? ある(○) ない(×)
観客全員(○)
佐藤祐市監督
(お客さんは)全員○?
岩田剛典(×)
すごいな!清々しいくらいに○ですね!
-全員が○ってすごいですよね。でもそれには理由があるんですよ。なぜならば、ここで岩田さんにサプライズプレゼントがあるんです!お客様、映画のスタッフ・キャストを代表して松井愛莉さんから、今まで座長として映画とドラマを引っ張ってきてくれた岩田さんへのお礼をこめてのプレゼントです!
映画のプロポーズ作戦にかけて、108本のバラの花束です!108本というのは、“永遠(とわ/108)の絆”という意味を込めています。
岩田剛典
すごい、ズッシリ!予想以上に重たいです!人生初ですよ。
あ、だから(お客さん)みんな○だったんですか?
佐藤祐市監督
ガンちゃん、仕込みよ、仕込み!
岩田剛典
ありがとうございます!
■最後にメッセージ
-あらためて、本作に関わって、こうしてサプライズのプレゼントも贈られていかがですか?
岩田剛典
撮影している時は、公開時期がこのようになっているとは想像してなかったですが、宣伝含めてほんとに多くのスタッフの皆さんのお力と時間を借りて、それらが積み重なって、ひとつの作品をお客様の元に届けることができて、こうしてステージに立たるんだなと改めて感じました。とても幸せだなと感じます。
この作品は、1回目と2回目ではぜんぜん違った感じ方ができると思いますし、いつも言ってますが、頭の中を真っ白にしていただき映画館で見ていただきたいな思います。感染対策に気をつけて万全な状態で安全に映画館で安らぎのひとときを過ごしていただけたらと思います。ありがとうございました!
■フォトギャラリー
[写真・記事:Jun Sakurakoji]
映画『名も無き世界のエンドロール』
<あらすじ>
クリスマス・イブの夜。日本中を巻き込んだ、ある壮大な計画が実行されようとしていた―。
複雑な家庭環境で育ち、淋しさを抱えて生きてきたキダとマコトは幼なじみ。そこに同じ境遇の転校生・ヨッチも加わり、3人は支え合いながら家族よりも大切な仲間となった。
しかし20歳の時に、ヨッチが2人の前からいなくなってしまう。そんな2人の元に、政治家令嬢で、芸能界で活躍するトップモデルのリサが現れる。住む世界の違うリサに異常な興味を持ったマコトは、食事に誘うが、全く相手にされない。キダは「住む世界が違うから諦めろ」と忠告するが、マコトは仕事を辞めて忽然と姿を消してしまう。
2年後。マコトを捜すために裏社会にまで潜り込んだキダは、ようやく再会を果たす。マコトは、リサにふさわしい男になるために、死に物狂いで金を稼いでいた。マコトの執念とその“理由”を知ったキダは、親友のため命をかけて協力することを誓う。
以来、キダは〈交渉屋〉として、マコトは<会社経営者>として、裏と表の社会でのし上がっていく。そして、迎えたクリスマス・イブの夜。マコトはキダの力を借りてプロポーズを決行しようとする。しかし実はそれは、10年もの歳月を費やして2人が企てた、日本中を巻き込む“ある壮大な計画”だった─。
ラスト20分、衝撃のエンドロールが幕を開けるー。
原作:行成薫「名も無き世界のエンドロール」(集英社文庫)
監督:佐藤祐市(『ういらぶ。』、『累 –かさね-』 など)
出演:岩田剛典 新田真剣佑 山田杏奈 中村アン
制作プロダクション:RIKIプロジェクト、共同テレビジョン
配給:エイベックス・ピクチャーズ
(C)行成薫/集英社 (C)映画「名も無き世界のエンドロール」製作委員会
公式サイト:www.namonaki.jp
公式Twitter:@namonaki2021
公式Instagram:@namonaki2021
#名も無き
全国ロードショー中
「Re:名も無き世界のエンドロール~Half a year later~」は映像配信サービス・dTVで独占配信中【全3話】
オリジナルドラマ「Re:名も無き世界のエンドロール ~Half a year later~」
「1日あれば、世界は変わる」 人生で最も愛した人の言葉が再び紡ぎ出す“運命“
あらすじ
日本中を巻き込む計画を実行したあのクリスマス・イブから半年後。キダの下に1通の依頼が舞い込んでくる。それは、ある男を組織から助け出してほしいというものだった。
依頼に向かう中、キダは謎の女性・ミチルと出会う。ミチルはキダに向かって「1日あれば世界は変わる。」と、幼なじみのヨッチが大事にしていたあの言葉を投げかけるのだった。
幼なじみ3人しか知るはずのない言葉を口にしたミチルに興味を抱いたキダは、彼女の素性を突き止めようとする。
彼女は、恐怖で人を支配する裏組織のトップ・ケイに妹を人質に取られ、無理やり働かされる身で、実はマコトとの意外な繋がりを持った女性であった。
運命を感じながら、彼女に心を開き始めるキダだったが、ケイに二人の関係がばれてしまいミチルは組織に捕らわれてしまう。ミチルを救い出すため、キダは命を賭けた交渉に再び立ち上がる―。
出演:岩田剛典 新田真剣佑 松井愛莉/山田杏奈 石丸謙二郎/金子ノブアキ/柄本 明
原作:行成薫「名も無き世界のエンドロール」(集英社文庫)
総監督:佐藤祐市 監督:菊川誠 脚本:相馬 光
主題歌:須田景凪「ゆるる」(WARNER MUSIC JAPAN / unBORDE)
(C)行成薫/集英社 (C)映画「名も無き世界のエンドロール」製作委員会 (C)エイベックス通信放送
公式サイト:https://namonaki.jp/dtv/
公式Twitter:https://twitter.com/namonaki2021
公式Instagram:http://instagram.com/namonaki2021
映像配信サービスdTVにて独占配信中(現在第1話配信中。毎週金曜日新エピソード配信、全3話)、映画『名も無き世界のエンドロール』は全国公開中
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