【連日更新】映画『21世紀の女の子』公開記念SPECIAL WEEK舞台挨拶
2月8日公開となった映画『21世紀の女の子』公開記念として、2月14日までテアトル新宿にて連日の舞台挨拶が行われ、日によって登壇者が変わる。
本記事では、デイリー更新で追記していく。(フォト)
また、2月15日よりヒューマントラストシネマ渋谷ほか全国にて順次上映。なお同劇場の初日舞台挨拶には、山田杏奈と枝優花監督が登壇予定。
映画『21世紀の女の子』
©2019「21世紀の女の子」製作委員会
【公式HP】21st-century-girl.com
2月12日:モトーラ世理奈・山田杏奈
登壇者
山戸結希監督、山田杏奈、枝優花監督、モトーラ世理奈、東佳苗監督
記事+アルファのトーク内容は動画で!
枝優花監督
3月に一斉オーディションを開催したんですが、前から山田杏奈さんのことが気になっていたので直接キャスティングしました。
今回は8分間という短い時間なので、私の作品はラストカットで目の表情を大事にしたく、目の力がある方がいいなと思っていたので、山田杏奈さんが浮かんだからです。
実際お会いしたら瞳がとても印象的でした。
山田杏奈(枝優花監督『恋愛乾燥剤』)
最初にお話をいただいて、枝監督とお会いさせていただいて、その時に脚本を読ませていただいて、さっき、目の力っておっしゃっていただいたんですけど、
撮影の時は、顔の表情についても枝監督とお話しながらやらせていただきました。
そこは私の中でも意識して演じるようにしましたので、皆さんにも観ていただきたいポイントです。
シナリオについても、枝監督といろいろ話させてもらって、自分の中でも共感できる部分がありますし、皆さんも感じたことがある!というのが詰まっていると思いますので、そこも観ていただきたいですね。
東佳苗監督
私もオーディションではなかったです。最初から服飾関係の作品をやりたいと思っていたのもあって、最初にモトーラ世理奈さんのことが頭に浮かびました。
それは彼女が、雑誌『装苑』の専属モデルであり、文化服装学院にも通っていらっしゃったというのもあり、嘘の無い映画にできると思ったからです。他のキャストも元服飾学生の方が多いですね。
モトーラ世理奈(東佳苗監督『out of fashion』)
東監督の映画作品を観させてもらったり、それこそ雑誌『装苑』での東監督の特集を拝見してたので、ずっとお会いしたいと思っていました。
なので、東監督の作品出演のお話をいただいた時はすごく嬉しかったです。
監督とお会いしてお話させてもらった時も、お互い服飾学生だったこともあって、通じるものがありました。
2月11日:堀春菜・倉島颯良・木下あかり
登壇者
山戸結希監督、木下あかり、首藤凛(しゅとうりん)監督、堀春菜(ほりはるな)、倉島颯良(くらしまさら)、夏都愛未(なつとあいみ)監督
堀春菜(夏都愛未監督『珊瑚樹』)
最初に脚本をいただいた時に感じたことは、読みながら映像が浮かぶというよりも、音として捉えることができた脚本だなということです。それがすごく不思議な体験でした。
演出とかでも、実際、「もうちょっと、キーを高くやってみようか」とか、監督の中に楽譜があって、それが印象に残っています。
倉島颯良(夏都愛未監督『珊瑚樹』)
私も初めに脚本を読んだ時は、これがどんな映像になるんだろうって、それが最初に思ったことです
作品を撮っている時、監督は(この脚本は)詩みたいな存在だと監督が言っていました。
そういう作品に出させていただくのが初めてだったので、すごく貴重な経験になりました。
木下あかり(首藤凛監督『I wanna be your cat』)
脚本を読ませていただくと、ともかく言い合いというか、けんかをしている話だったので、こんなにも感情をむき出しにする役ってなかなかやったことがなかったので、やりたいなと思いました。
また、ラストは言えないんですけれども、私が想像するものとはかなりかけ離れた、こんな終わり方ってあるのかっていう感じだったので、そこもぜひやりたいと思ったところです。
夏都愛未監督
私の作品は主演が二人。
堀春菜さんは、もともと知り合いで、等身大という言葉がすごく似合う女優さん。
普通の女の子が持っている普遍的なものをすべて持ち合わせているすごく魅力的な女優さんです。
絶対に主役はこの方にお願いしたいと昔から思っていました。
倉島颯良さんは、オーディションでお話しした時、一生懸命話す目線とか仕草とか、人としてのまじめさをすごく感じて、この方と仕事をしてみたいと深く感じて、今回選ばせていただきました。
首藤凛監督
『珊瑚樹』は、脚本家の女と小説家がめちゃくちゃけんかしている内容です。
脚本家なので、女優、女優している方じゃなく、良い意味で普通の感じ、でも綺麗な女性をイメージしていました。
木下あかりさんは、私が舞台のインターンをしていた時のお芝居に出演されていたんですが、スタッフさんになじんでいた印象がありました。良い意味で普通の感じだったんです。
ですので、一斉オーディションの時は、最初から木下あかりさんに決めていました。
2月10日:石橋静河・瀧内公美・朝倉あき
登壇者
山戸結希監督、石橋静河(いしばししずか)、安川有果(やすかわゆか)監督、瀧内公美(たきうちくみ)、朝倉あき、竹内里紗(たけうちりさ)監督
石橋静河(安川有果監督『ミューズ』)
『21世紀の女の子』は、この物語のこの人は私だなとか、こういう人もいるんだとか、私はこうだったかもしれないとか、いろんな観方ができる作品です。好きな作品や女優や俳優を見つけられる、お祭りのよう映画です
瀧内公美(竹内里紗監督『Mirror』)
女の子がたくさん出てきますけど、いろんな生き方、人生があって、8分では伝えきれないものもあるけど、15人の監督のいろんな思いが詰まっている映画です。
朝倉あき(竹内里紗監督『Mirror』)
映画をご覧になった方が、どのようにこの15篇の物語を受け取られるかわからないですが、自分の中に閉じ込めたままの気持ちっていうのを押し出す勇気のようなものをもらっていただけたらいいなと思います。
竹内里紗監督
脚本には対峙する二人の役があって、かっこいい中に繊細さがある瀧内公美さん、そしてその対照的な感じで、繊細な中に強さがある朝倉あきさんの二人に決めました。
安川有果監督
石橋静河さんは、いい意味で女優という言葉が似合わない。そういう言葉でまとめられることが似合わない、自由な空気を現場で感じさせてもらいました。
2月9日:黒川芽以・伊藤沙莉
登壇者
山戸結希監督、黒川芽以(くろかわめい)、ふくだももこ監督、伊藤沙莉(いとうさいり)、金子由里奈(かねこゆりな)監督
黒川芽以(ふくだももこ監督『セフレとセックスレス』)
この映画を観た感想は、まるで美術館を歩いた感覚になるような映画。
それぞれの監督がすごく個性を出して、きっと楽しんで意欲的に作品を作ってきたというのがすごく伝わってきました。
15篇ある作品の中で、みなさんのお気に入りを見つけてください。
女性の生き方は自由だと思うし、そういうメッセージが込められている作品です。
この作品をきっかけとして、女性監督がどんどん活躍していけますように。
伊藤沙莉(金子由里奈監督『projection』)
(私がキャスティングされた理由が)“声”と伺った時、衝撃的でびっくりしました。
言葉が少ない役なので、ポツッと言った言葉が変な意味ではなく重い方がいいと言ってくれました。
この声でよかったなと思える瞬間が増えたのは嬉しいです。
『21世紀の女の子』は、女の子の複雑というか、めんどくさいところも面白く表現されています。
誰かにとって何かが始まるきっかけの作品になればと思います。
ふくだももこ監督
(15篇通して観て)みんなこんなに感じ方が違うんだなと思いました。
黒川さんが“美術館を歩いた”と表現されましたが、本当に素晴らしい言葉だと思います。
金子由里奈監督
15人の監督が自分自身と対話したことがわかり、その事実がスクリーンから溢れてきているのでめちゃくちゃ感動しました。
この作品の企画に参加できて、こんなことが人生にあるんだなと思います。この場を作ってくれた山戸監督に感謝です。
2月8日
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[取材:Ichigen Kaneda]
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