「粘ってきて良かった!」ラブレターズ、キングオブコント2024で第17代目キングに。【優勝直後の会見詳細レポート】
2024年10月12日、TBS放送センター(東京都港区赤坂)にて、「キングオブコント2024」が行われ、ラブレターズ(結成:2009年、コンビ歴:16年目)が見事優勝し、第17代目キングに。放送直後、TBS内の会見場で、優勝の喜びを語った。
第17代目キング「ラブレターズ」会見【詳細レポート】
‐優勝された今のお気持ちは?
塚本直毅(つかもとなおき/39歳)
まだちょっと信じられないんですけど、でも僕らが出てた中で、かなり粘りに粘って獲ったものだと思うので、ちゃんと胸を張ってこれから活動していければなと思います。
溜口佑太朗(ためぐちゆうたろう/39歳)
もうずっと負け続けてた人生なんで、こんなことがあるって自分でも信じてなかったんで。だから本当に続けてれば報われることもあるのかなと思って、今日は自分で自分を褒めてあげようかなと思ってます。
‐優勝が決まって、この会見場に来るまでにコンビで声をかけあったことは?
溜口佑太朗
ずっと本番前から優勝は無いんだからっていうのをずっと二人で言い続けてて。
師匠の大竹まことさんも「お前らは優勝できないんだから、どうせ」っていう、「そういう気持ちでやれ」って言われて送り出されたから、ずっと待ってる時も、どうせロングコートが優勝だ、どうせファイヤーサンダーが優勝するんだろうなっていう、本当に自分たちに期待しないように、だからこれで浮かれちゃダメだよっていうのをこの会見会場に来るまでの間、言い合ってました。本当はまだ優勝してないかもしれないし(笑)
‐涙は出ませんでしたか?
塚本直毅
涙は出ました。マネージャーさんとか関係者も。嬉しくて泣いちゃいますね。
溜口佑太朗
僕も名前を呼ばれた時に泣きそうになったんですけども、裏に行ったら、今日の決勝のファイナリストの子たちが「おめでとうございます」って言うのと同時に「靴をかさ増ししてんだろ!嘘つくなよ」って罵倒されてました(笑)
‐5度目の決勝進出での優勝は、どんな想いがありますか?
塚本直毅
粘ってきて良かったなっていう気持ちです。
溜口佑太朗
あとは、予選で若い子達と一緒に戦っている中、老害みたいな扱いされてたんですよ。初めて決勝に出させてもらったのが13年前なんで、もうこれだけ長いことやってる芸人はほとんどいないので、早く抜けろよって言われてたんで、もう一番最高の形で抜けることができたので、そこは本当に良かったなって感じですね。
‐2009年に結成されて、2年後にの決勝じゃないですか。それからこんなに時間がかかると思いましたか?
塚本&溜口
思わなかったです。
塚本直毅
もうちょっといいタイミングで取れたりとかするのかなとか。
溜口佑太朗
初めて出た時は、その時点での史上最年少だったので、それが今はもう(年齢が)上の方なんで。
塚本直毅
こんなに時間がかかるんだなって思いますね。
‐キングになられて今後の活動の抱負は?
塚本直毅
ずっと単独ライブをやってきてるので、それをいろんな人に見て欲しいので、全国を周ってみたいです。
溜口佑太朗
シティボーイズさんがトップにいる事務所で、コントの事務所でもあるので、もっとうちの事務所がフューチャーされるような活動をしたいですね。
塚本直毅
事務所の皆さんと営業に行きたいです(笑)
‐賞金の使い道は?
塚本直毅
子供がいるので、学資保険とか。これからね、何があるかわからないから。
これだけ粘ってやっと取れた賞金なんで。
溜口佑太朗
あと今日お米をいただいたんですけども、これからまた、いつ米不足になるか分からないので、ちょっと子供のためにも追加でお米を買って備蓄しようかなって(笑)
あとは後輩に使っていけたら。
塚本直毅
お世話になった人にも。
溜口佑太朗
恩返しで還元です。
‐5回目の決勝で今までと違う手応えはありましたか?
塚本直毅
今までの中で一番平常心で臨めたのかなとは思います。
溜口佑太朗
僕は本番前に作業をするために喫茶店入ったんですよ。そしたら足元にドングリが1個だけ転がってたんですよ。ここでこれ何かあるのかな?と。それが何かその気にさせるようなものがあったので、ちょっとだけ色気付いて自信に変えました。
‐先輩やスタッフの方の応援はパワーになったのでしょうか?
塚本直毅
我々のような、本当にもうギリギリで活動してたような芸人で、オードリーさんとか山里さんとか諸先輩方が、たまにライブに呼んでくれて、「まだ(お笑い業界に僕達は)居てもいいんですね」という気持ちで続けさせてもらってきたので、その応援はものすごく大きかったです。
溜口佑太朗
売れてない時期も、気にかけてくれてたんで。さっきスマホ見たら(オードリーの)春日さんから「おめでトゥッス!」っていただきました。
(会場笑)
溜口佑太朗
普段は既読スルーとかが多いですけど、今日は自発的に「おめでトゥッス!」って。本当にずっと気にかけてくださったので、いつか恩返しできればいいなって思います。
‐今一番感謝を伝えたい方は?
塚本直毅
家で待ってる妻と子どもです。
溜口佑太朗
僕は、2本目のネタを選ぶきっかけになった、太田光代社長です。タイタンライブでこのネタの長尺バージョンをやらせていただいたんですけども、そのタイタンライブでやった時は、賞レースでやる予定はなかったんですけども、あの太田充社長が涙を流して笑ってたっていうのをスタッフさんづてで聞いたので、このネタありなのかな?って思って今日の2本目にやることにしました。
なので、太田光代社長に感謝を伝えたいです。それぐらい優勝のきっかけになったので。
‐今後仕事が増えて、出たい番組はありますか?
塚本直毅
コントをやらせてもらえるネタ番組にいっぱい出ていきたいですね。うん。ですね。うん。
溜口佑太朗
あと、サイズ感的に、Eテレとかぴったりかなと。子どもに怖さの圧を与えないので。子ども番組とかもしあれば。2人も子どもがいるので。
‐優勝の要因としてシークレットシューズはありますか?
塚本直毅
やっぱり履くと胸を張れるので。
(会場笑)
溜口佑太朗
やっぱり自信になるので。
今日も、ネタ中は靴を脱いでましたけど、審査を受けてる時、浜田さんの横では(シークレットシューズを)履いてましたから。浜田さんをちょっとだけ見下ろす形になってたので。
なので、これも要因のひとつかもしれないですね。5、6年履いてきて、芸人さんからもイジられるようにもなってましたし。そこはネタにも反映されたのかなと思います。
‐今後も履き続ける感じでしょうか?
溜口佑太朗
そうですね。昨年もシークレットシューズの1日店長をやらせていただいたのもあり、これからも頑張りたいと思います!
‐長くキングオブコントに関わってこられて、ダウンタウンさんの次にキングオブコントを知っているというお二人にとって、改めてキングオブコントとは?
溜口佑太朗
これきっかけで芸人を始めたので、キングオブコントで人生を変えてもらったし、今回優勝して人生を自分で変えられた大会かなと思います。これからは自信を持って進んでいきたいと思います。
塚本直毅
芸歴と共にキングオブコントがあったので・・・・・・・・・・(沈黙)
溜口佑太朗
この質問はもう終わりにしましょう(笑)
塚本直毅
キングオブコントは楽しいお笑い番組!
溜口佑太朗
つまんねーコメント!!
キングオブコントって、俺達の恩人なんだよ!?
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[記事・写真:三平准太郎]
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