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映画『セブンガールズ』が全国のミニシアターに作品の寄付を提案

新型コロナウイルスの蔓延に伴う大幅な動員減少に続き、緊急事態宣言による多くの映画館の休館が続いている。そんな中、映画『セブンガールズ』という作品そのものを、全国のミニシアターに寄付、自体収束後に役立ててほしいという動きが出ている。

作品寄付を申し出たのは、セブンガールズ映画化実行委員会・実行委員長で、同作にも出演している小野寺隆一氏。5月~9月の期間、映画『セブンガールズ』を上映する全国のミニシアターに興行収入の全額を寄付するとしている。
その理由について小野寺氏は、次のように語っている。

事態の終息と共に、再び映画館に観客が集まる日を心より願っています。

映画『セブンガールズ』は、映画の灯火を守り続けてくださるミニシアターがあったからこそ上映できました。
現在の(映画館休業という)状況からオンラインでの無償上映や、クラウドファンディング参加など様々に検討を重ねて、やはり映画は映画館に足を運んで観るものであり、いますぐの寄付よりも上映再開、通常運営に戻った際に少しでも各映画館様の動員に繋がり、少しでも多くの興行収入を手にしていただくことこそ大事なのではないかと考え、多くの新作上映延期報道もあり、今回、このような企画を考えました。
この作品は製作資金0円からクラウドファンディングで多くの方の支援をいただき製作されました。元手のかかっていない作品でもあり、作品テーマが 「皆で助け合って生きていく」 という作品ということもあります。ご遠慮なく映画館様には上映していただきたいです。
また DVD他ソフト化も、配信を含めた放送もしておりません。映画館でのみの上映作品となっております。

この映画のテーマは「皆で支え合って生きていく」ことです。
日本の映画、音楽、演劇などエンターテイメント文化までもがウイルスに感染しているような状況の中、映画『セブンガールズ』という作品を世の中に送り出していただいたミニシアターという文化に少しだけでも恩返しをさせていただけたらと心より思っております。また上映していただけるのであれば可能な限り舞台挨拶などご協力させてください。
映画の灯火を守り続けてくださるミニシアター様に感謝を込めて。

セブンガールズ映画化実行委員会 実行委員長 兼 出演 小野寺隆一

本作の上映の検討についての問い合わせ先は、映画『セブンガールズ』公式サイト(http://sevengirls.info/)に記載されている。

映画『セブンガールズ』

INTRODUCTION
映画『セブンガールズ』は当初1館1週間の上映予定からUPLINK渋谷での計4週の延長上映をはじめ全国10箇所以上の上映を1年に渡って上映。動員数2500名を越えた作品。
わずかな動員数でありながら熱烈なファン、リピーターを生み、現在もTOHOシネマズ主催の復活上映希望サイト「ドリパス」にて3度ものランキング入り、復活上映決定を果たしている。

あらすじ
アメリカ軍の支配下にあった終戦直後、希望と尊厳を奪われたドン底の東京に、わずかな命を生きた娼婦達がいた。
家族の命を奪ったアメリカ軍人を相手に体を売る彼女達を人は蔑み、パンパンガールと呼ぶ。
とっくに捨てた幸せ、あるはずのない愛、取り巻く男達の野心に翻弄されながらも、手を取り懸命に生きようとした彼女達の歌、「セブンガールズ」が、瓦礫の街に今日も聞こえる。

脚本/監督:デビッド・宮原
音楽:吉田トオル
美術監督:杉本 亮
出演:劇団前方公演墳キャスト
2018年/Blu-ray/アメリカンビスタ/STEREO/144分
(C)セブンガールズ映画化実行委員会 / 劇団前方公演墳
公式サイト:http://sevengirls.info/

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