ドラマ24『まめとむぎ』

【インタビュー】「心の多面体」で惹かれ合う!?齋藤飛鳥・富田望生・濱尾ノリタカが明かすドラマ『まめとむぎ』撮影裏話と“素顔の絆”

ドラマ24『まめとむぎ』で共演する齋藤飛鳥、富田望生、濱尾ノリタカの3ショットインタビュー。役作りの裏側から「心の多面体」を巡る深みあるトーク、撮影現場で芽生えた等身大の信頼関係まで、作品とそれぞれの役に込めた熱い想いを語り尽くした一問一答をお届け。

谷口菜津子の人気漫画を齋藤飛鳥と富田望生のW主演で実写化したテレビ東京系ドラマ24『まめとむぎ』。
仕事や恋の失敗でどん底に落ちた元ファッション誌編集者・清水麦(齋藤飛鳥)が、発酵料理を愛する居酒屋<大豆堂>の店主・米田まめ(富田望生)と出会い、編集スキルと料理の腕を生かして店と人生の再起に奮闘する。
まめの幼馴染・椎名種(濱尾ノリタカ)ら個性豊かな人々や温かな発酵料理との交流を通じ、時間をかけてじっくり味わいを深めていく発酵のように、自分らしい生き方と新たな居場所を見つけ出していく心とお腹に効くヒューマンドラマ。

齋藤飛鳥 × 富田望生 × 濱尾ノリタカ インタビュー&撮り下ろしフォト

■キャラクターの第一印象と役へのアプローチ

ドラマ24『まめとむぎ』

濱尾ノリタカ/齋藤飛鳥/富田望生

‐ それぞれご自身が演じられたキャラクターの印象と、演じる上で取り組まれたことを教えてください。

齋藤飛鳥(清水麦 役)
麦ちゃんはとってもまっすぐで真面目で、かっこいい人間でした。特別何かを持っているタイプの人間でもなく、ありふれた人間というか、突出したものがあるわけでもない普通の人間なので、そんな麦ちゃんがまめちゃんや種くんと出会って成長したり変化していったりするのがすごく素敵なお話だなと思います。なので、できるだけ普通に、何かを乗っけようとせずに演じられたらなと。どう見られたいかとか、役作りを入念にするというよりは、ナチュラルに演じられたらいいのかなと思っていました。

富田望生(米田まめ 役)
まめちゃんも好きなことに対して真面目です。まめちゃんが麦ちゃんに対してすぐに心をオープンにしたのは、きっと自分と似ている真面目さを感じたからなんだろうなと思いました。
あと、自分の好きなものに対する自信というか、自分が目で見て食べて感じて得た「美味しい」という感情だったり「可愛い」という感情をまっすぐ信じている子だなと思いました。
演じる上で大切にしたのは、まめちゃんが育ってきた環境について。幼馴染の種くんもそうですし、家族だったり近所の商店街の方々だったり、色々な人の助けと出会いで形成されていったまめちゃんは、美味しいものを誰かに届けたいという「渡す側」になりました。なので、大豆堂で新しく出会った麦ちゃんやお客さんにも美味しい料理とまっすぐな心を渡すこと、そして新たに受けた影響も素直に感じて、嘘なく向き合っていくことを大事にしていました。

濱尾ノリタカ(椎名種 役)
種はセンシティブボーイだと思っています。肌への陽の光の当たり方や湿度で気分が変わったり。コーヒー仕立て屋のマスターなので、サイフォンでコーヒーを淹れているんですけど、香りの立ち方で今日一日が変わることがあったり、今日は犬の機嫌が悪そうだなとか、そういうことを意図せず感じてしまう人物。
そしてそれが日常だから、それを言語化するわけでもない。僕は逆にそういうことは日常というより特別なものに感じて言語化しちゃうタイプなんです。そこに自意識が向いちゃっているから。
でも種は、無意識の中でそういうことが身体に馴染んでいく。だからきっとまめと麦の変化や、ちょっとしたことにも無意識に気づいたりするけど、それを言語化する器用さはないので、気が利くという人ではないんです。でも、いろんなことを感じ取れて、そういう渦の中をのらりくらりと生きていきつつ、かっこいい男性だとも思っています。かっこつけないことのかっこよさがすごくあると思います。同時に優しさもある。そういう種を見習いながら(撮影期間の)時間を過ごしました。

齋藤&富田
とても流暢に説明できてすごい!

‐ ありがとうございます。あと、演じる上での取り組みもお願いします。

齋藤飛鳥
(説明が)足りてなかったみたい(笑)

濱尾ノリタカ
(笑)演じる上で意識したことは、特になくて…。原作を読んだ時に結構癖のあるキャラクターだからどうやったらいいんだろうと考えはしたんですけど、早い段階で台本を読ませてもらったので、携帯とかを持たずに1日中散歩をしたり、喫茶店に行ってみたりとか、種が俵万智さんの「サラダ記念日」が好きなのでその本を持ち歩いていたり。そういう中で勝手にできてきて、あとはもうお二人が本読みの時から本当に「まめ」と「麦」でいてくれたから、そこにのっかるという形ができて、とてもやりやすかったです。

‐ それぞれのキャラクターについてもう少し深堀りさせてください。まず、種について。種はめんどくさい部分もありますが、嫌われることもなく、むしろ周囲から好かれています。その部分において演じるうえでの工夫は?

濱尾ノリタカ
今話した事と同じになってしまうんですが、僕も同じタイプなので、特に工夫することもなく、種になっていたのかも。心が元々は“多面体”の形をしていたとしたら、ちょっとずつ角が削れていって、球体になっていく。心ってそういうことかもしれないって僕は思ったんですよ。
自分の心と、役の心の多面体の接続点(角)が繋がっていくから、僕の心とお二人の役の心とが接地して、重なっていく。
そういうことだから、勝手にめんどくさい種になっていく、ということなのかなと思います。

‐ ありがとうございます。

濱尾ノリタカ
「心の多面体」という書籍を出します!(笑)

齋藤飛鳥
読んでみたい。

濱尾ノリタカ
冗談です。これ以上はでません(笑)

■麦の葛藤と人間らしい「核」

‐ 麦はヒロインとして最初は少し応援されにくいキャラクターにも見えますが、でも逆にとてもリアリティのある役に感じましたが、演じる上で意識されたことはありましたか?

齋藤飛鳥
確かに麦ちゃんは最初は好かれるキャラクター性は持っていないと思うんです。不倫もして誰かを傷つけて、仕事も自分はバリバリまっすぐ向き合ってやってるつもりだけどすごく突っ走りすぎて一緒に働いている人たちのことを思いやれてなかったり、そういう面が多かったので、あんまり好かれるタイプではなかったと思うんですけど。
実際の人間もそうだなというか、大なり小なり誰も傷つけていない人なんていないだろうし、それに麦ちゃんは向き合う強さみたいなものもあるので。自分のやってきた行いに向き合えて改善ができる人、それはまめや種くんのおかげだったりすると思いますが、そういうことができる人だというのはちゃんと核の部分として持っておいた方がいいのかなと思って演じていました。

濱尾ノリタカ
さすがコメントが素晴らしいですね。本がお好きなだけある!

■まめの過去の傷と「好き」の心の層

‐ まめは明るくみんなを応援する一方で、幼少期に発酵好きゆえに孤立した傷も抱えていますが、その内面や変化をどのように捉えて演じられましたか?

富田望生
心の根っこには小さな頃の記憶がこびりついたままで、好きなものを好きでいるっていう自分でその記憶に蓋をしていたけれど、お店をやっている以上、人と関わっていくことがたくさんあって、その中でポッとこびりついたものが表面に出てきてしまう瞬間は幾度となくあったと思うんです。
でも、そういう相手に対抗しきれなかった今までの人生から、「それでいいんだよ」と言ってくれた麦ちゃんと出会ったことによって、もっと自分の好きに自信を持って対面できるようになっていく。その変化はドラマの中でも描かれています。
ただ、辛いからあえて明るくしてる子でもなくて、自分の好きなものにまっすぐだからとことん明るい。そして、多面体(笑)の心の中の層が「悲しい」、だけどまた「好き好き好き好き…」、また「悲しい」、でまた「好き好き好き」ってすごく厚い子なんだなって。だから結果、とても人から好かれるし、愛嬌ですよね。喜んでくれる人たちを前にすると、まめが一生懸命伝えたものの結晶が今ここに存在しているって実感しました。

ドラマ24『まめとむぎ』

■心を温かく満たす「名台詞」たち

‐ 登場人物を温かく受け止めるシーンが印象的ですが、皆さんがそれぞれ好きなセリフや心に残っている言葉はありますか?

濱尾ノリタカ
「今日は何々記念日」って種はよく言うんですよ。それは、俵万智さんの「サラダ記念日」から影響を受けてなんですけど、その気持ちは分かるなって。付き合って初めてここに行った日とか、初めて2人で行った喫茶店とか、思い出が増えていくという考え方は素敵なのかなって思います。

富田望生
シンプルに私、まめちゃんのセリフがとても好きです。麦ちゃんにかける言葉でいうと、序盤の「腐る」と「発酵」の違いを言ってるのとか、原作を読んでも、脚本を読んでも、なるほど…となりました。

齋藤飛鳥
私は、みんなで味噌作りをした時の言葉がすごく思い出深いです。まめちゃんが麦ちゃんにかける「この味噌はゆっくり発酵して美味しくなっていくよ」というセリフ。麦ちゃんに起こった出来事もそうやってゆっくり美味しく変化して良い答えが見つかりますように、と伝えるところが、すごく心に響きました。

濱尾ノリタカ
麦のセリフで僕が好きなものを言うと、デートした時に「自分の好きな服を着て幸せだったり自信を持って楽しく生きることが大事」って言ったのがすごく良かったなと。ファッションの経験を経て心から言えていて、種の心が動いた感覚が残っています。

■意外な素顔と「密かなこだわり」

‐ 種だけでなく、劇中ではけっこう、まめと麦もこだわりが強いキャラクターな側面がありますが、ご自身で「人にあまり理解されないこだわり」はありますか?

齋藤飛鳥・富田望生・濱尾ノリタカ
ないです!(即答・笑)

濱尾ノリタカ
僕は、芝居のこだわりも特にないです。その時々のベストだと思うパフォーマンスをしたいから考えるけど、こだわりがあるわけでもないですね(笑)

富田望生
私もあんまりない気がするな。何でもいいです。色々経験した上で何周かして何でも良くなっちゃいました(笑)

濱尾ノリタカ
齋藤さんには「好きなものを教えたくない」というこだわりを感じました。

齋藤飛鳥
確かに、自分の本当に好きなものはあまり教えたくないです(笑)

濱尾ノリタカ
さりげなく聞いたら、さりげなくかわされます(笑)

齋藤飛鳥
そんな時ありました?

濱尾ノリタカ
はい。

齋藤飛鳥
それは、失礼しました(笑)

ドラマ24『まめとむぎ』

齋藤飛鳥(さいとう あすか)プロフィール
1998年8月10日生まれ、東京都出身。2011年に乃木坂46の1期生としてデビューし、2023年に卒業。最近の主な出演作にドラマ『Tシャツが乾くまで』(TBS系)、『テミスの不確かな法廷』(NHK総合)、映画『クスノキの番人』、『【推しの子】-The Final Act-』など。2025年に第48回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。現在、ドラマ『幸せカナコの殺し屋生活2』(DMM TV)が配信中。

富田望生(とみた みう)プロフィール
2000年2月25日生まれ、福島県いわき市出身。2015年、映画『ソロモンの偽証 前篇・事件/後篇・裁判』にて、オーディションでメインキャストに選ばれ、俳優としての活動を開始。
現在、舞台「世界の終りとハードボイルド・ワンダーランド』世界5カ国で上演中。
2027年1月〜舞台「リアルワールド」(東京芸術劇場プレイハウス 他)に出演予定。
2027年前期 連続テレビ小説「巡るスワン」(NHK)への出演が決まっている。

濱尾ノリタカ(はまお ノリタカ)プロフィール
1999年11月26日生まれ。東京都出身。2021年放送の「仮面ライダーリバイス」にジョージ・狩崎役で出演。昨年はNHK大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」、連続テレビ小説「あんぱん」、映画「WIND BREAKER/ウィンドブレーカー」などに出演し、今年はNetflix「喧嘩独学」、フジテレビ系列「さよならノワール」にも出演。

■撮り下ろしフォトギャラリー

インタビュー:安田寧子/写真:三平准太郎
ヘアメイク(齋藤飛鳥):猪股真衣子(TRON)、スタイリスト(齋藤飛鳥):市野沢祐大(TEN10)
ヘアメイク(富田望生):千葉万理子、スタイリスト(富田望生):池田ミレイ
ヘアメイク(濱尾ノリタカ):Boyeon Lee、スタイリスト(濱尾ノリタカ):コダン


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ドラマ24「まめとむぎ」

《INTRODUCTION》
ファッション誌の編集者・清水麦(齋藤飛鳥)は、編集長になることを夢見て仕事に邁進していた。しかしワンマンな性格が仇となり周囲から孤立し、編集長の座も後輩に奪われてしまう。さらに、自身の社内不倫が発覚したことで退職に追い込まれ、キャリアも夢も失い人生のどん底へ――。失意の麦が再訪したのは、かつて通っていた小さな居酒屋<大豆堂>。そこで店を切り盛りしていたのは、発酵料理を愛するも集客に悩む23歳の米田まめ(富田望生)だった。最初は暇つぶしで店を手伝い始めた麦だったが、編集者時代のスキルを生かし、店のプロデュースに奮闘していく。
仕事、友情、恋愛、そして過去の失敗――。時間をかけてゆっくりと味わいを深めていく“発酵”のように、悩みや失敗を抱えた二人が、自分らしい人生と新たな“居場所”を見つけだす心とお腹に効く、人生再起の物語。

原作:谷口菜津子『まめとむぎ』(双葉社)
主演:齋藤飛鳥 富田望生
出演:濱尾ノリタカ 石川瑠華 山谷花純 橋本淳 長井短 八木アリサ タカハシシンノスケ 嶋田久作 ふせえり 他
脚本:山田能龍 太田勇(テレビ東京) 畑中みゆき 金子学
監督:畑中みゆき 太田勇(テレビ東京) 原島孝暢
音楽:織田祐亮
オープニングテーマ:BIBI「Yochi!」
エンディングテーマ:仲川瑠夏「朝にならないで」(Sony Music Labels Inc.)
チーフプロデューサー:北川俊樹(テレビ東京)
プロデューサー:太田勇(テレビ東京) 池本翔(ユニオン映画)
制作:テレビ東京 ユニオン映画
製作著作:ドラマ「まめとむぎ」製作委員会
Ⓒドラマ「まめとむぎ」製作委員会
公式HP:https://www.tv-tokyo.co.jp/mamemugi/
TVer:https://tver.jp/series/sra53ndlrw
ハッシュタグ:#まめとむぎ

放送日時:2026年10月2日(金)スタート 毎週金曜 深夜24時12分~24時52分 放送
放送局:テレビ東京、テレビ大阪、テレビ愛知、テレビせとうち、テレビ北海道、TVQ九州放送
BSテレ東:2026年10月11日(日)スタート 毎週日曜 深夜24時00分~24時40分 放送
配信:各話放送終了後から、動画配信サービス「Lemino」「U-NEXT」にて第一話から最新話まで見放題配信
広告付き無料配信サービス「TVer」などで見逃し配信

ドラマ24『まめとむぎ』

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