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劇場アニメ『ぼくらのよあけ』完成披露試写会

杉咲花の「冒険」の思い出。三浦大知の「約束」とは?劇場アニメ『ぼくらのよあけ』完成披露試写会

2022年9月12日、TOHOシネマズ六本木にて、劇場アニメ『ぼくらのよあけ』完成披露試写会が行われ、主演の杉咲花、悠木碧、朴璐美、横澤夏子、三浦大知(主題歌担当)、黒川智之監督が登壇。各自が声を務めたキャラクターについて、そして、作品にちなんだキャストごとのテーマについて自身の体験談や想いなどを語った。

舞台挨拶レポート

■動画レポート

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概要欄に一発ジャンプの見どころチャプタータイムを記載しています。

■フォトレポート

-杉咲さんが演じられた沢渡悠真は非常に明るく元気で、宇宙の話になると目を輝かせる、でもちょっとナナコに意地悪したり、まさに少年らしく感情を出すキャラクターですが、演じられていかがでしたか?

杉咲花(沢渡悠真 役)
悠真と一緒にいろんな出会いや別れにワクワクしながら、胸がぎゅっとされながら、本当に一緒に冒険しているような気持ちになって、何か特別な体験だったなって感じています。

劇場アニメ『ぼくらのよあけ』完成披露試写会

杉咲花

-悠木さんは杉咲さんとはアフレコブースが別だったそうですが、悠真との掛け合いが多いナナコを演じられていかがでしたか?

悠木碧(ナナコ 役)
アフレコブースが別だったことで、逆にそれらしくなったかなと思います。ナナコの姿ってあのナナコ。なので、杉咲さんに見えていない方が、それっぽいと思ってもらえるかなって思いました。
台本を最初に読んだ時は、悠真のイメージはもっとハードだったんですが、ヘッドホンから聞こえてくる悠真演じる杉咲さんの声を通して、彼の優しさが見えるような場面がいっぱいあってより好きになりました。

劇場アニメ『ぼくらのよあけ』完成披露試写会

悠木碧

杉咲花
嬉しいです。
私は不慣れな部分もたくさんあったので、大丈夫かなって常に緊張していたんですけど、悠木さんのとてもキュートで温かいお声に何度も心がギュっとさせられながら、台本で想像していた以上に豊かなところに連れて行っていただけ感覚があって、ご一緒させていただけてとても幸せでした。

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悠木碧
こちらこそです!

劇場アニメ『ぼくらのよあけ』完成披露試写会

杉咲花/悠木碧

-朴さんが演じられる役も無人探査機の人口知能という未知の存在。演じられていかがでしたか?

朴璐美(二月の黎明号 役)
この台本いただく前に監督から「今回、とても難役をお願いしていますので、覚悟しておいてください」というご連絡をいただいたんです。
実際、台本を開いてみたら、何役どころじゃないでしょ!みたいな感じで、1万2000年かけて地球にやってくる未知なる生命体をこの歳になって演じさせていただくことになるとは思いもしなかったので、本当にびっくりしました。でもとてもやりがいも感じられるような作品でした。

劇場アニメ『ぼくらのよあけ』完成披露試写会

朴璐美

-主題歌「いつしか」を歌うにあたってこだわったところは?

三浦大知(主題歌担当)
この作品が宇宙というSFをテーマにしながらも、人と人との繋がりや、子どもたち、そして親との友情や重い絆みたいな、そういう人間らしい部分も描かれている作品だと思うので、その温かさと大きさがこの一つの音楽になって、この作品と共に楽しんでいただける、そういう曲になったらいいなと思いながら歌いました。

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三浦大知

-横澤さんは劇場アニメのアフレコは初めてだと伺っています。

横澤夏子(岸みふゆ 役・「ぼくらのよあけ」応援大使)
初めてで感無量でびっくりしました。アフレコでは、監督さんから「声に笑顔を乗せてください」というアドバイスをいただきつつも、どうすればいいんだろうって思いながら。でもやっぱり声優さんってすごいなって本当に再リスペクトです。もう素晴らしい職業だなって思いましたし、声だけで表現するってほんと大変なことだなって思いました。

劇場アニメ『ぼくらのよあけ』完成披露試写会

横澤夏子

-企画から制作まで膨大な時間をかけられた黒川監督。この作品の手応えはどんな時に感じられましたか?

黒川智之監督
原作を読み終えたその瞬間です。
原作で描かれている子ども達の世界、宇宙やロボットとのかかわり合いと子どもの冒険心、そして「二月の黎明号」の1万2000年かけた想いが原作の単行本2巻に凝縮されていたので、それを読んだ時の自分の中の感動の気持ちを信じて制作すれば、この作品は良いものになるんじゃないかと手応えを感じました。

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黒川智之監督

▼テーマトーク

杉咲花のテーマ「冒険」

-幼い頃の忘れられない冒険は?

杉咲花
小学2年生の時、生まれて初めて、友だちの家にお泊まりしに行った時です。いつもは家族と一緒にご飯食べてお休みって言って寝てたのに、家族がいない寂しさは、小さい自分にとっての冒険だったのかなと思います。

劇場アニメ『ぼくらのよあけ』完成披露試写会

悠木碧のテーマ「ナナコ」

-家庭用AIボットのナナコが手に入ったらズバリどんなことを手伝ってほしいですか?

悠木碧
ナナコをみんなにほしいって思ってもらいたくて演じたから、私も絶対ほしいんですし、私好みなナナコにはなっています。
元々、今でもAIアシスタントを癒し的なものとして頼りきりの生活してるので、もうこれだけべったりくっついてくれる子がいたら、多分どこにでも連れて行っちゃうと思います。友だちがナナコだけになるっていうぐらいに。人工知能とか好きなんです。そういうのエモいじゃないですか。

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朴璐美のテーマ「未知なる存在」

-朴さんが今、未知なる存在と遭遇したらどんな対応をされますか?

朴璐美
向こうが友好的だったら友好的に接したいけど、いきなりビューンって連れ去られちゃったらコミュニケーション以前の話ですし。
なので、相手の出方次第ということで(笑)

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杉咲花/悠木碧/朴璐美

三浦大知のテーマ「約束」

-ステージで歌う前のルーティンなどはありますか?

三浦大知
ひとつあるとしたら、「約束ごとを作らない」という約束ごとかもしれないです。
どんな状況でも、フラットにステージに出ていけるような感じがベストなのかなって。
昔、よくダンサーとかと、背中を必ず叩き合ってステージに出ていく習慣があってそれをやらないと気持ち悪いというのがあって、1種の約束ごとになってたんです。
でも、どうしてもそれができない時があったんです。「あ、今日は背中を叩き合ってない、忘れた!」と思いつつ、その日のライブをしたんですけど、すごい良かったんです。今までにないくらいに最高!みたいな(笑)それで、背中を叩くルーティンは関係なかったんだと思いました。
それから、むしろ決め事にとらわれない方が、いつもフラットな自分でステージに出て行けていいのかなと思うようになりました。

劇場アニメ『ぼくらのよあけ』完成披露試写会

-ちなみに杉咲さんは演じる前のルーティンとかありますか?

杉咲花
私もないかもです。あんまり作らないようにしています。

劇場アニメ『ぼくらのよあけ』完成披露試写会

横澤夏子のテーマ「家族」

-この作品のどんな部分を親子に届けたいですか?

横澤夏子
子どもたちが、すっごいキラキラして、わくわくしながら毎日を生きてるんです。そんな子ども時代は、親の私たちもあったよねって、この作品をきっかけに思い出していただきたいなって思います。
そしてやっぱり、もし我が家にナナコがいたらっていうのをぜひ親子で話してほしいですね。ナナコが家にいたら、どんな役割をしてくれるんだろうとか、ナナコが一番働いてるんじゃないかなとか。そういう親子の会話がすごく増える作品だなって思います。

劇場アニメ『ぼくらのよあけ』完成披露試写会

黒川智之監督のテーマ「宇宙」

-本作は団地が宇宙船になります。黒川監督が思う「これが宇宙船になったら面白いな」というものを教えてください。

黒川智之監督
僕が子供のころって、車や飛行機がロボットに変形するおもちゃやアニメにも夢中になった世代なので、そういう身近なものが何かSF的なものに変形するっていうのは、ものすごいロマンを感じるんです。
小学生の当時の自分だったら、普段使ってる自分の机と椅子ですかね。あんまり大きいものよりも、普段使っていて愛着わいたりするものということで。
机や椅子がコンパクトな形のロケットとかに変形したら格好いいんじゃないかなって思います。

劇場アニメ『ぼくらのよあけ』完成披露試写会

▼最後にメッセージ

杉咲花
とても夢のあるテーマの作品です。物語の中ではユーモアと共に、ナナコや登場人物たちが、自分が叶えたいものに向かって、まっすぐに突き進んでいく姿が描かれていて、観る方ご自身にとって身近で自分ごとのように捉えられるような物語なんじゃないかなって私は思っています。
そして、大切なものをもっと大切にしたいって思っていただけると個人的にも嬉しいですし、皆さんにだけ見える夜明けが訪れることを願っています。

劇場アニメ『ぼくらのよあけ』完成披露試写会

劇場アニメ『ぼくらのよあけ』完成披露試写会

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■フォトギャラリー

[記事・写真:三平准太郎]

劇場アニメ『ぼくらのよあけ』

INTRODUCTION
講談社「月刊アフタヌーン」で連載された傑作 SF ジュブナイル漫画「ぼくらのよあけ」(原作:今井哲也)が、この秋、ついに劇場アニメ化!

STORY
「頼みがある。私が宇宙に帰るのを手伝ってもらえないだろうか?」
西暦 2049 年、夏。阿佐ヶ谷団地に住んでいる小学 4 年生の沢渡悠真は、間もなく地球に大接近するという“SHⅢ・アールヴィル彗星”に夢中になっていた。
そんな時、沢渡家の人工知能搭載型家庭用オートボット・ナナコが未知の存在にハッキングされた。
「二月の黎明号」と名乗る宇宙から来たその存在は、2022 年に地球に降下した際、大気圏突入時のトラブルで故障、悠真たちが住む団地の1棟に擬態して休眠していたという。その夏、子どもたちの極秘ミッションが始まった―

キャスト:
杉咲 花(沢渡悠真役)
悠木 碧(ナナコ役)
藤原夏海(岸 真悟役)
岡本信彦(田所銀之介役)
水瀬いのり(河合花香役)
戸松 遥(岸 わこ役)
花澤香菜(沢渡はるか役)
細谷佳正(沢渡 遼役)
津田健次郎(河合義達役)
朴 璐美(二月の黎明号役)
ほか
原作:今井哲也 「ぼくらのよあけ」(講談社「月刊アフタヌーン」刊)
監督:黒川智之
脚本:佐藤大
アニメーションキャラクター原案・コンセプトデザイン:pomodorosa
アニメーションキャラクターデザイン・総作画監督:吉田隆彦
主題歌:三浦大知「いつしか」
音楽:横山克
アニメーション制作:ゼロジー
配給:ギャガ/エイベックス・ピクチャーズ
(C)今井哲也・講談社/2022「ぼくらのよあけ」製作委員会
公式サイト:bokuranoyoake.com
公式Twitter:@bokura_no_yoake

特報第二弾

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2022年10月21日(金)全国公開

ぼくらのよあけ

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