「愛の不時着」ビジュアルを手がけた「propaganda」制作のメインビジュアル3種解禁。映画『アジアの天使』
映画『アジアの天使』(日本公開7/2)より、3種類のメインビジュアルが解禁となった。
これら3種のビジュアルのデザインを手掛けたのは韓国のデザイン会社「propaganda」(プロパガンダ)。昨今、日本の多くの映画ファンからも注目されている「propaganda」のデザインの特徴はできる限り文字情報などをそぎ落とし、余白が多く、シンプルなこと。作品そのものから湧き上がるイメージを抽出し、宣伝要素に加えて、ひとつの「作品」として美意識の高いビジュアルを続々と制作している。
本作は石井監督が韓国チームとタッグを組み、韓国オールロケを敢行した意欲作。宣伝ビジュアルにおいても日本と韓国のコラボレーションが実現した。
「言葉」「国籍」「価値観」を超えた、人と人のつながり。家族のかたち。ボロボロになった二つの家族が寄り添うとき、ある“奇跡”が舞い降りる・・・。
3種類のビジュアルから、映画も、家族も、人生も「自由」だという、本作のテーマが伝わってくる。
propagandaとは
チェ・ジウン、パク・ドンウ、イ・ドンヒョンの3人のデザイナーによる韓国の映画デザイン会社。この社名にはそもそも「宣伝」、商品などの価値や主張について理解や共鳴を広めていく、という意味がある。
propagandaが手掛けた『溺れるナイフ』、『愚行録』、『あん』などの日本映画や、韓国映画の『はちどり』、『新感染 ファイナル・エクスプレス』、ドラマ「愛の不時着」の韓国版ビジュアルは日本の映画ファンの間でもSNSなどで話題となった。
映画『アジアの天使』
ストーリー
8歳のひとり息子の学を持つ青木剛(池松壮亮)は、病気で妻を亡くし、疎遠になっていた兄(オダギリジョー)が住むソウルへ渡った。日本から逃げるように。
「韓国で仕事がある」と兄から告げられていた剛だったが、兄の生活はその日暮らしで貧しく、想像していたものとは違った。ほとんど韓国語も話せない中、怪しい化粧品の輸入販売を手伝う羽目に。
一方、ソウルでタレント活動を行っているが、市場のステージで誰も聞いていない歌を歌う仕事しかないチェ・ソル(チェ・ヒソ)は、所属事務所の社長と関係を持ちながら、自分の歌を歌えない環境やうまくいかない兄や妹との関係に心を悩ませていた。
しかし、その時彼らはまだ知らない。
事業に失敗した青木と兄、学たちと、資本主義社会に弾かれたソルと兄、妹たち ── どん底に落ちた日本と韓国の2つの家族が共に運命を歩んでいき、奇跡を目の当たりにすることを・・・。
出演:池松壮亮、チェ・ヒソ、オダギリジョー
脚本・監督:石井裕也
エグゼクティブプロデューサー:飯田雅裕
プロデューサー:永井拓郎、パク・ジョンボム、オ・ジユン
撮影監督:キム・ジョンソン 音楽:パク・イニョン
制作プロダクション:RIKIプロジェクト、SECONDWIND FILM
製作:『アジアの天使』フィルムパートナーズ
配給・宣伝:クロックワークス
助成:文化庁文化芸術振興費補助金(映画創造活動支援事業)独立行政法人日本芸術文化振興会、KOFIC、ソウルフィルムコミッション、カンウォンドフィルムコミッション
2021年7月2日(金)テアトル新宿ほか全国公開
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